インスタントのみそ汁

喉が痛かったり、食欲がなかったりしておかゆやうどんを摂るのがむずかしい場合は、インスタントのみそ汁を活用しましょう。発熱時の水分補給にもぴったりです。

みそ汁の定番具材であるねぎには、食欲を促したり、血行をよくしたりするアリシンが含まれています。また、喉ごしがよく、たんぱく質が豊富な豆腐のみそ汁もおすすめです。(※2,3,10)

風邪を引いたときに避けるべき食べ物や飲み物

避けたい食べ物

  1. 揚げ物や脂身の多い肉
  2. 食物繊維が多い食べ物
  3. アルコール飲料
風邪を引くと胃腸の機能が落ちやすいため、から揚げやフライなど消化が悪い揚げ物や、豚バラ肉やベーコンなど脂身が多い肉類は控えましょう。

食物繊維が豊富な食べ物も消化が悪いため、風邪のときには適していません。きのこ類や海藻類、ごぼうなどは胃腸の調子がよくなるまで食べないようにしてくださいね。

なお、風邪を引いているときは、ビールやワインなどアルコール飲料を飲まないようにしましょう。アルコールは喉の粘膜を傷つけるため、喉の痛みがひどくなるおそれがあります。(※6,11,12)

食事以外も!風邪を引いてしまったときの対処法

ポイント

  1. しっかり睡眠を摂る
  2. 水分を摂る
  3. 体を温める
風邪の症状がある場合は、睡眠時間を確保するのが大切です。睡眠時間を長めにとると免疫細胞が活性化し、風邪を早く治すことにつながります。また、熱があると体内の水分が失われやすいため、しっかり水分補給をしてくださいね。

免疫力を高めるには、体温を上げることが大切です。身体が温まると血流がよくなり、ウイルスの侵入を抑えられます。寝るときに布団を重ねたり、手首や足首を覆うような服装をしたりすると体が温まりますよ。(※1,6,13,14)

【Q&A】風邪にはビタミンCが効くって本当?

A:ビタミンCは風邪に効く……というイメージがある方も多いのではないでしょうか。ビタミンCは、体内でウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に存在しています。ビタミンCが不足すると免疫力が低下し、風邪を引きやすくなるおそれが。

ビタミンCはかんきつ類やいちごなどの果物のほか、ブロッコリーやピーマンなどの緑黄色野菜に豊富。風邪対策として、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。(※15)

【Q&A】食欲がない場合はどうしたらいい?

A:風邪で食欲がないときに無理に食べる必要はありません。しかし、食事を摂らないまま過ごすと、体力や免疫力が落ちる場合が。風邪を引いたら、必要な栄養をしっかり摂ることが大切です。

食欲がないときはおかゆやスープ、ゼリー飲料などを食べられるだけ摂りましょう。なお、食事や水分補給ができないほど風邪の症状が重い場合は、病院を受診してくださいね。(※1,3,5)

【Q&A】子供が風邪を引いたときにおすすめの食べ物は?

A:子供が風邪を引いて熱が出ている場合、小さい子供ほど脱水状態になりやすいため、こまめに水分補給をさせることが大切です。嘔吐や下痢などの症状がない場合は、りんごのすりおろし果汁や野菜のスープなどもおすすめ。

食欲が出てきたら、煮込みうどんやおかゆなど、子供本人が食べやすくて消化のよいものを与えましょう。また、バナナやゼリーなどはエネルギーが補えるうえ、喉が痛くても食べやすいですよ。(※5,8,16)
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