ライター : 庄司いずみ

野菜料理家

大豆ミートの絶品ハンバーグレシピ

Photo by 中村三津子

調理時間:30分

ヴィーガンカフェや最近ではバーガーショップでも見かけるプラントベースのハンバーグ。市販品もあり、食べたことのある方は多いかもしれません。

その多くは肉がわりに大豆ミートを使っていますが、物足りないかと思いきや、意外やおいしいものです。大豆の仲間なのでタンパク質をはじめ、大豆由来の栄養がとれるのもいいですね。

ただ、使い慣れないだけに失敗したという声も。この記事では、大豆ミート料理が初めての方でもおいしく作れるレシピをご紹介。ヴィーガン料理家ならではのコツを全公開します。

この記事で分かること

  1. 大豆ミートはどんなタイプを使えばいいのか
  2. タネがまとまらないお悩みを解消!つなぎに加えるふたつの材料
  3. 成形のやり方もポイントがあった!プロならではのコツ

大豆ミートってどんなもの?

Photo by 中村三津子

大豆ミートは大豆を粉砕し、ぎゅっと固めて作られます。形状はミンチ状、唐揚げ向きの塊肉タイプ、薄切り肉タイプなどさまざま。用途に応じて使い分けますが、ハンバーグにはひき肉タイプを使います。

乾燥状のものやすでに戻ったウエットタイプがあり、今回は手軽に使えるウエットタイプを使用します。

もしも塊肉タイプのものしかない場合は、戻してからフードプロセッサーで粉砕するか、みじん切りにして使っても。乾燥状のものしかない場合は、戻して使えばいいのですが、その場合、戻し後だいたい3倍くらいの重量になると覚えておきましょう。

大豆ミートのハンバーグ、つなぎはどうしたらいい?

Photo by 中村三津子

ひき肉のハンバーグを作った経験のある方はお分かりでしょうが、本物の肉は粘度があり、ぎゅっと握るだけでそれなりにまとまってくれます。ですが、大豆ミートはそうはいきません。ぎゅーっと握ったところでポロポロとこぼれるだけ。

おすすめのつなぎは強力粉。しっかり固まるので、崩れ防止になりますし、ぎゅっとした歯ごたえが出て、肉さながらの食感が出ます。サブのつなぎ素材としてパン粉もプラス。パン粉は大豆ミートや野菜の余分な水分を吸ってくれる役割を担います。

成形のコツは?

Photo by 中村三津子

ハンバーグを作るとき、火が通りやすいように真ん中をくぼませることがありますが、大豆ミートで作る場合、肉ほど神経質に火を通す必要はありません。くぼみは作らず丸く成形します。ぎゅっと握ったとき、ポロポロ崩れてくるようなら強力粉を少々足して調整しましょう。

材料(2人分)

Photo by 中村三津子

・玉ねぎ……50g
・にんにく…… 1片
・油……適量
a. 大豆ミート(顆粒タイプ、戻し済みのもの)…… 75g
a. おろしにんにく……小さじ1/4杯
a. しょうゆ……小さじ1杯
a. 米油……小さじ1杯
・パン粉……大さじ1と1/2杯
・強力粉……大さじ1と1/2杯

〈ソース用〉
ケチャップ……大さじ2杯
ウスターソース……大さじ1杯
しょうゆ……小さじ1/2杯

下ごしらえ

・玉ねぎは粗みじん切り、にんにくはみじん切りにします
・ソース用の材料は混ぜておきます

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