作り方

1. すし酢とゆず酢を合わせておく

2. 固めに炊いたごはんに1を混ぜ合わせる

3. いなりの皮に2を詰める。酢飯は40g程度で握り、いなりの皮が破れないようにていねいに詰める

4. 刻みゆずを飾る

皮はゆず練りに。種は保湿ケアに。

Photo by Yasuaki Watanabe/UP inc.

最後に、ゆずの皮と種の活用法も伺いました。

刻んだ皮に砂糖をまぶしてしばらく放置するとしっとりしたゆず練りになります。ヨーグルトやアイスのトッピングなどにも使えますよ。こちらは早めに使い切りましょう。火を入れれば、マーマレードのようになるので長期保存が可能です。

また、ゆずの種はペクチンという天然保湿成分が含まれているので、保湿ケアとして活用することができます。ホワイトリカー、または日本酒にゆずの種を数日〜1週間ほど漬けるとトロトロのゲル状になり、ハンドクリームや化粧水代わりに使えるんです。グリセリンを加えてもOKですよ。

種はよく洗って乾かしから使い、ザルやコーヒーフィルターでこして種を取り除きましょう。保存料が入っていないため、冷蔵庫に入れて1週間を目安に使い切ってくださいね。ゆずを余すことなく使い切れるので、SDGsに貢献できるすてきな活用法だと思います」

余すところがない!「ゆず酢」を作ったあとも楽しんで

Photo by Yasuaki Watanabe/UP inc.

ゆずが残ってしまったときは、迷わずゆず酢を作っておくと便利ですね。まだまだ寒い日が続くので、自家製ポン酢でお鍋を味わいつくしたいです。

また、皮もゆず練りにすれば、また違った楽しみ方ができそうですね。無意識に捨てがちな種では、保湿ケア用品が手作りできるというのも驚きでした。

冬は体調を崩しやすく、手肌も荒れがち。ゆずを丸ごと活用して、体の内からも外からも健康に過ごしましょう。


取材・文/鎌上織愛


これまでの連載記事はこちら▼
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ