ライター : macaroni 編集部

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監修者 : 上田 悠理

医師(形成外科医・在宅訪問診療医) ヘルステックプロモーター

在宅クリニック院⻑として高齢者の褥瘡管理を中心に常に150名以上の高齢者ケアに携わる。 臨床を継続する傍ら、ビジネスと医療をつなぐ翻訳家、ヘルステックプロモーターとして活動。 2…もっとみる

トマトを食べると違和感が!身近なアレルギーについて

トマトを食べると喉がイガイガしたり、口の中がかゆくなったりしたことはありませんか?かゆみや違和感は、トマトに含まれる成分が原因のアレルギー反応であるおそれがあります。

トマトアレルギーは、スギやヒノキの花粉症患者が発症しやすいとも言われる疾患です。そんなトマトアレルギーについて、症状の特徴や花粉症との関連性を含めて、医師の上田悠理先生にお伺いしました。

花粉症の疾患をお持ちの方や、トマトを食べて違和感を持つ人は参考にしてくださいね。

トマトを食べると感じる違和感は「口腔粘膜アレルギー症候群」のおそれが

口腔粘膜アレルギー症候群(OAS)は、トマトや茄子などの野菜や果物の成分に反応して起こるアレルギー反応です。

多くはアレルゲンを含む食品を食べて数分以内に、口の中、喉、唇、舌などにかゆみや腫れぼったさなどの症状があらわれます。

トマトを食べたときに口まわりがイガイガしたり、かゆくなったりするときは、口腔粘膜アレルギー症候群を発症しているおそれがあります。

違和感を覚えたらまずはトマトを食べるのをやめ、全身に症状が出る、息苦しさが出るなど症状がひどい場合や長く続く場合は医師に相談してください。

「仮性アレルゲン」のおそれも

トマトを食べて生じる口まわりのかゆみや違和感は、仮性アレルゲンが原因の場合もあります。

仮性アレルゲンとは、ヒスタミンに代表されるアレルギーを起こす化学伝達物質のこと。トマト、チーズ、鮮度の落ちた青魚などに多く含まれていて、仮性アレルゲンを摂取するとアレルギーと似た口腔内のかゆみなどの症状が出ることがあります。

一般的に仮性アレルゲンの作用は、食材にしっかりと火を通すと反応が出にくくなるため、生食を控えることで症状が出なくなる場合が多いです。

重篤になることは少なく、症状も軽いケースが多いとされますが、体調が優れないときや子ども、お年寄りなどは注意しなければならない物質です。(※1)

トマトを食べると起こるアレルギー症状

トマトを食べることで起こり得るアレルギー症状を、口腔粘膜アレルギー症候群の場合と仮性アレルゲンの場合にわけて、それぞれ解説します。

口腔粘膜アレルギー症候群の場合

口腔粘膜アレルギー症候群は、トマトを食べたときに、食品に含まれるアレルゲンに対して免疫が過剰に反応し、口腔粘膜に限局性に症状が出るものです。

主に口の中や喉にかゆみやイガイガ感が生じ、唇や耳の奥にも症状が及ぶケースもあります。

人によっては、蕁麻疹などの皮膚症状、下痢や嘔吐などの消化器症状をきたすことも。

症状が深刻になると、呼吸困難などを引き起こすアナフィラキシーといった重篤な症状が起きるおそれもゼロではありません。

仮性アレルゲンの場合

トマトには、仮性アレルゲンのアセチルコリンが含まれています。これらの物質に反応してアレルギーに似た症状が出ることがあります。

仮性アレルゲンが原因の場合も、アレルギー症状と同じように、主に口内のかゆみや違和感、蕁麻疹などが発症します。

個人差はありますが、仮性アレルゲンによる症状は、比較的軽い場合が多いのが特徴です。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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