その③「糖質オフ」製品を多く摂っている

糖質オフ製品には人工甘味料が含まれている場合も多く、これらは甘いにもかかわらず、砂糖を使用したものよりもはるかに低カロリーとなっています。

糖質オフ製品の摂りすぎには注意が必要です。人工甘味料のデメリットを見ていきましょう。

<人工甘味料のデメリット>
・かえって食欲が増す
味覚では甘い糖分を摂取したと勘違いしますが、実際には糖分を摂取していないため血糖値が上昇しません。その結果、脳とからだの間に混乱が起きてしまうのです。

・耐糖能異常を招く
習慣的に人工甘味料を摂っていると、血糖値を正常範囲に保つ能力の異常を招き、糖尿病の発症や悪化をもたらす可能性があります。

人工甘味料ばかりに頼るのではなく、1日の食事バランスを考えたうえで、適切に摂るといいでしょう。

ダイエット成功を助ける漢方薬も併用していこう

食事内容に気をつけても痩せにくくお困りの方には、ダイエットや肥満の治療にも、医療現場で活用されている漢方薬もおすすめです。「脂肪太り」「水太り」「ストレス太り」などの症状に効果があるとされる漢方薬はいくつもあります。

漢方では、人のからだを「気・血・水(き・けつ・すい)」の3つの巡りで捉え、それぞれが不足したり滞ったりすると、痩せにくい体質になると考えます。

漢方薬は心とからだ全体の体質改善を目的としていますので、太りにくい体質になるだけでなく、美肌になりたい、冷えを解消したいなどを同時に手に入れることも可能です。

糖質オフダイエットに漢方薬を加えることで、脂肪をより燃焼しやすく、痩せやすいからだづくりを目指せるでしょう。

効率よく痩せたい方におすすめの漢方薬3種

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
便秘気味でぽっこりおなかが気になる方におすすめです。血流や水分代謝を促して、体内にたまった不要物を便とともに排泄してくれます。

また、脂肪代謝を促しておなかまわりの脂肪を分解・燃焼するだけでなく、脂質の吸収を抑制します。

・大柴胡湯(だいさいことう)
ストレスで食欲が増して脇腹あたりが張る、便秘気味な方におすすめです。気の巡りを改善して気分や食欲を落ち着かせます。また、体内の余分な熱を取り除いて代謝バランスを整え、脂肪燃焼をサポートします。

・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
ぽっちゃり型で疲れやすい、むくみがちな方におすすめです。水分代謝を改善し、体内の余分な水を排泄します。また、からだの中から温めて胃腸の働きを改善し、消化機能を助ける働きもあります。

漢方薬を選ぶときのポイントとは

漢方薬はからだにやさしく何らかの効果をもたらしますが、自分の状態や体質にうまく合った生薬を選べているかどうかが重要です。

どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのはなかなか難しいですが、最近ではAI(人工知能)を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。

AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めてお手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。是非活用してみてください。

正しい糖質制限で理想のからだを目指そう

糖質オフダイエットは、やり方を間違えるとリバウンドや体重増加などの危険性があり、逆効果になりかねません。 ある程度長期的に行うダイエットですので、徐々に糖質量を減らしていくことをおすすめします。また、ダイエットを終えても、段階を踏んで食事内容を戻していくことが大切です。 今回ご紹介したNGポイントを避けて、正しい糖質オフダイエットを実践しましょう。
writer / Sheage編集部
取材協力
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