ライター : pomipomi

webライター / 料理研究家

「代替肉」とは?

「代替肉」とは、大豆や小麦などの植物性食材を使い、肉に近い味・食感を再現した食品のことです。海外では「フェイクミート」「プラントベースミート」「オルタナティブミート」などと呼ばれ、近年世界中で需要が高まってきています。

流行の背景には、代替肉を食べることにより得られるいくつかの利点があるようです。それら主要メリットに迫りつつ、日本市場の動向を覗いてみましょう。スーパーで買えるおすすめ代替肉商品10選もお届けしますので、最後までぜひご覧ください。食べ方や味わいなど、気になる情報が盛りだくさんです。

代替肉を食べるメリット

かつてはヴィーガンやベジタリアンなど、一部の間でしか需要がなかった代替肉。それがいまや多くの人々が好んで食べるようになったのはなぜでしょうか。その背景となるメリットを、環境問題・健康作用・動物愛護の観点から解説します。

環境への負荷が減らせる

畜産業は環境破壊の大きな一因と言われています。牧場をつくるために広大な土地の森林を伐採したり、水資源を大量に消費したりしていることがその理由です。また、牛のげっぷやおならは多くのメタンガスを排出し、地球の温暖化を進めています。代替肉が普及すれば、こうした環境への負荷を減らすことが可能です。

健康への嬉しい作用が期待できる

代替肉は動物の肉に比べて脂質が少なく、生活習慣病の原因となるコレステロールが含まれていないそうです。タンパク質や食物繊維も摂取でき、栄養バランスが良好なんだとか。食事に代替肉を取り入れることで、健康への嬉しい作用が期待できます。

動物たちの命を守れる

動物にはかけがえのない生命があります。それがペットではなく、家畜だってもちろん同じです。人が牛・豚・鶏などの代わりに代替肉を食べれば、動物たちの命が守られます。さらに畜産による森林伐採が減り、野生動物の生息地保全にもつながるのです。

日本の代替肉市場も着々と成長中

アメリカや中国を始め、世界では代替肉の市場規模が年々拡大し続けています。それを受け、国内のさまざまな大手企業が参入を開始。コンビニやファーストフード店でも、代替肉商品を取り扱うようになりました。

日本ではまだブームとまではいきませんが、認知度は着実に上昇しています。SDGsの実現やエシカルな暮らしの浸透と共に、今後ますます世に普及していくことでしょう。
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