世界四大スピリッツのひとつ「ウォッカ」とは？原料や有名銘柄を紹介

ウォッカの原料は穀類が主。生産場所によって違いがあるものの、クセがなくスッキリとした味わいが共通しています。この記事ではウォッカの原料や味わい、生産地別の特徴をご紹介。ウォッカ初心者は、5つの有名銘柄から選ぶのがおすすめです。 2021年11月18日更新

ライター : やむ

温泉旅行好きグルメライター

世界四大スピリッツのひとつ「ウォッカ」とは

ウォッカはジン、テキーラ、ラムと並ぶ四大スピリッツのひとつ。蒸溜酒全般をスピリッツといい、蒸留することでアルコール濃度を上げたお酒です。

ラテン語で生命の水を意味する「アクア・ヴィッテ」が名前の由来であり、活性炭で濾過したあと雑味成分を取り除くことでクセが少なくスッキリとした味わいが特徴。クリアな味わいを堪能できるよう、ストレートで飲むのがおすすめです。

ウォッカのアルコール度数・糖質

ウォッカのアルコール度数は、40度が一般的です。40度以下で比較的飲みやすいフレーバーウォッカもあり、初心者におすすめ。反対にアルコール度数96度の強力なウォッカもあります。

ウォッカは蒸留を重ねることで糖質が抜けるので、実は糖質ゼロ。ダイエット中や糖質制限中でも抵抗なく飲めるお酒です。（※1）

ウォッカの原料と製造工程

ウォッカの主な原料

ウォッカの主な原料は大麦、小麦、トウモロコシ、じゃがいもなどです。産地によって原料が異なるものの、高純度かつろ過の工程を経てつくられるので、原料による味の違いはほとんど感じられません。

ウォッカの製造工程

香りのない一般的なウォッカは、以下の工程を経てつくられます。

1. 糖化と発酵：デンプン質を糖に分解し酵母を加えて発酵させる
2. 蒸留：白樺の炭でろ過してアルコール臭を除く
3. 加水：水で割ることでアルコール度数を40度前後に調整
4. ろ過：白樺もしくはアカシアの活性炭を使いろ過することで高品質なウォッカに仕上げる

完成したウォッカは無色・無臭です。基本的に熟成や貯蔵はされず、ろ過された原酒をそのまま瓶詰めします。