ライター : enid

食いしん坊ライター

煮物の黄金比一覧

出汁が決め手となる煮物。作るたびに味がブレないようにするのは、テクニックが必要そうに見えますよね。しかし、基本となる調味料の黄金比率を覚えておけば簡単!いつでも煮物をおいしく仕上げることができますよ。
調味料の割合特徴煮物の例
出汁 10:醤油 1:みりん 1素材の味を生かす基本の味付け筑前煮、大根や里芋の煮物など
酒 1: 醤油 1:みりん 1肉がやわらかく、深い味わい肉じゃが、鶏もも肉と大根のバター醤油煮など
出汁 4:醤油 1:みりん 1ぎゅっと凝縮した味わい親子丼、出汁玉うな丼など
酒 1:醤油 1:みりん 1:砂糖 1甘く、やさしい味わい手羽元とかぼちゃの煮物、ひじきの煮物など
出汁 20:醤油 1:みりん 1出汁を効かせる味わいおでん、和風鍋、炊き込みごはんなど

① 出汁 10:醤油 1:みりん1

出汁10に対して、醤油とみりんが1ずつのため、一見するととても薄い味付けになってしまうと不安になる方もいるでしょう。しかし、煮込んでいくうちにしっかりと味のバランスが整います。けっして薄すぎることなく、素材の味を生かした上品な味に仕上がりますよ。この黄金比率は和食の煮物を作る際の鉄板だと覚えておきましょう。

筑前煮

煮物の定番である筑前煮は、10:1:1の比率で作りましょう。出汁の代わりにしいたけの戻し汁を使うので、しっかりめの味付けに仕上がります。生ではなく、干ししいたけを使用することで、より味が染み込みますよ。

大根の煮物

出汁が決め手の大根の煮物も、黄金比で作ると甘辛の味付けがしっかり染みておいしく仕上がります。上下をひっくり返しながら煮ると、味が大根になじみやすくなりますよ。しょうがのピリッとした刺激とごま油の香りがアクセントに。

里芋の煮物

素材の味を生かす、里芋の煮物レシピです。人気の和食もこの比率で、失敗せずに作れます。しっかり味が染みてほっとする味わいに。器に盛り付けたら、ゆずの皮をすりおろして散らすと、風味豊かでよりおいしくなりますよ。

② 酒 1: 醤油1:みりん1

煮物を作る際、具材によっては出汁ではなく、酒を加えて煮込むほうが肉が柔らかくなったり、味わい深くなったりするケースがあります。ご家庭でなじみ深い煮物を作る際には、酒を使う黄金比率でコトコト煮込んでいきましょう。

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