ライター : nyaimoi13

お食い初めの献立は一汁三菜が基本!

お食い初めで用意するお祝い膳は、日本の伝統である「一汁三菜」が基本となります。代表的なメニューは、尾頭付きの鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物。地域や季節によって使用する食材はさまざまですが、いずれも縁起の良いものが用いられます。

ひとつひとつに意味があり、赤ちゃんへの願いが込められるメニュー。おうちでお食い初めをおこなうための準備をしている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

本格的におこなう場合は器にもこだわりを

正式な習わしでは、料理を漆塗りや素焼きの器に盛り付け、高足の御膳にのせます。漆塗りの器を使用する場合は、男女で色分けをしましょう。男の子は内側も外側も朱色、女の子は内側が朱色、外側は黒色のものが昔ながらの伝統。現在はお祝いの仕方もさまざまで、伝統にこだわらない家庭も多いようです。

儀式のあとも使用できるベビー食器やナチュラルな木製や竹製のもの、プラスチック製の柄付きのものなど、家庭で簡単に用意できる食器で構いません。

伝統メニューで。お食い初めの基本の献立

尾頭付き祝い鯛

「めでたい」の語呂合わせから、お祝いごとに欠かせない鯛。縁起のよい鮮やかな赤色は、神様が好む色で、邪気を祓うともいわれています。お食い初めのときは、頭から尻尾まで一匹丸ごと用意しましょう。「首尾一貫」という言葉には、初めから終わりまで全うするという意味があります。「赤ちゃんが一生健康で幸せに過ごせるように」と願いを込めて食べさせてくださいね。

赤飯

Photo by macaroni

お祝いごとで振る舞われる料理といえば赤飯ですよね。赤飯の赤色は、邪気を祓うとともに、魔よけの意味もあるといわれています。また、赤飯の上に飾られることのある南天の葉。「難を転ずる」という語呂合わせから、縁起の良いものとされています。「赤ちゃんが病気や災難に遭うことなく、健やかに成長しますように」と願いを込めて赤飯をいただきましょう。

はまぐりのお吸い物

Photo by macaroni

「吸う力が強くなるように」という意味が込められているお吸い物。お食い初めでは、はまぐりのお吸い物が用意されるのが一般的です。二枚貝がぴったりと合うことから、良縁を意味するはまぐり。対になっている貝以外とは殻が合いませんよね。一対の貝のように、「将来良い伴侶に恵まれ、幸せになってほしい」という願いが込められています。

煮物

Photo by macaroni

おめでたい意味のある食材や、旬の野菜を使用するのがポイント。紅白でおめでたいにんじんや大根を入れたり、かぼちゃは長寿の願いを込めて亀の甲羅の形の六角形にしたりしましょう。穴があいているれんこんには「明るい未来になるように」、たけのこには「まっすぐにすくすくと成長するように」、里芋には「子宝に恵まれるように」という意味があります。ぜひ願いを込めて具材を選んでみてくださいね♪

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