<ポイント②構造> 熱しやすくて冷めにくい構造を選ぶ

料理時間を短縮し、おいしく調理できるのは、「熱しやすくて冷めにくい」フライパン。全体が「多層構造」となっていると、側面にも熱が伝わり、どんな調理にも対応します。

<ポイント③加工> 表面が加工されたものが扱いやすい

使い込むうちに気になってくるのがフライパンの焦げ付き。地金をフッ素樹脂など別の素材でコーティングしてあると、焦げ付きを防止し、フライパンも長持ちします。鉄製のフライパンもエンボス加工のものを選ぶのが◎。最初はこびり付きが気になるかもしれませんが、ゴシゴシ洗えるので問題なし! 使うほどに油馴染みがよくなります。

<ポイント④サイズ> 1人暮らしなら20~25㎝、2人暮らしなら26~30㎝

フライパンは家族構成に合わせたサイズを選んで。1人暮らしなら20~25㎝くらい、2人暮らしなら26~30㎝がおすすめです。
加工やサイズは気にしても、IHに適した構造などは見落としがちかもしれません。料理のおいしさは思った以上に道具が大事だと分かってきました。

【プロおすすめのフライパン】良い道具を使えば調理時間も短縮できる! 愛用者続出の2つをご紹介

先ほどご紹介したフライパン選びのポイントを備えている<フライングソーサー>オリジナルのフライパンのなかでも、特におすすめしたい「深型」と「鉄製」の2つがあるそうです。どちらも熱が伝わりやすく、扱いやすさにとことんこだわって作られているとか。
「あらゆる調理に対応できる万能タイプの深型と、焼く・炒める調理で真価を発揮する鉄製、メニューに合わせて使い分ければ毎日の料理がより楽しくなりますよ」(清水さん)
では、おすすめの2つのフライパンについて、具体的にひとつずつ解説してもらいます。まずは「深型フライパン」から見ていきましょう。

IHでもパラパラのチャーハンが作れる!「オリジナル深型フライパン」

<フライングソーサー>オリジナル深型フライパン(IH対応 直径27㎝) 20,350円(税込) 販売期間:通年
IH対応のフライパンというと、熱源からフライパンを離せないので「中国料理店のようにフライパンが振れないから、料理に向いていないのでは?」と思い込んでいる人が多いようですが、それは間違い。実はフライパン選びで解決することが可能です!
一般的なIH対応のフライパンは、熱を伝導しやすい素材が鍋底にしか使われていないのに対し、フライングソーサーの深型フライパンは、熱伝導のいいアルミをステンレスで挟んだ3層構造の素材をフライパンの形にプレスして作っています。つまり、側面にも熱が伝わりやすく、鍋全体が発熱するので、「熱しやすくて冷めにくい」のです。
一般的なフライパン(写真左)に比べて、<フライングソーサー>オリジナル深型フライパン(写真右)は側面にも泡が発生
その違いがわかる実験を、清水さんが見せてくれました!
上の写真は、同量の水を入れて同時間、同じ強さで加熱したフライパンを比較したものです。
「一般的なフライパン(写真左)は、熱伝導のいい素材を使っている鍋底にしか気泡が発生していません。一方、<フライイングソーサー>のフライパン(写真右)は、側面も温まっているため対流が起こっているのがわかりますよね」
確かに、<フライングソーサー>のフライパンは側面を含めた全体が沸騰し、気泡が湯気となって水蒸気がもくもくと出てきています。しかも、沸騰するスピードも速い! だから、チャーハンも水分がきちんと蒸発しパラパラに仕上がるというわけです。
もちろん、ガスを使う場合もフライパン全体に火が伝わるので、おいしい料理が時短で作れます。
続いて、もうひとつおすすめしていただいた「鉄製フライパン」について解説してもらいましょう!

使うほどに油がなじむ! 使いながら育てる「オリジナル 鉄エンボスフライパン」

<フライングソーサー>フライングソーサー オリジナル 鉄エンボスフライパン(IH対応 直径20㎝) 3,960円(税込) 販売期間:通年
プロが使用しているイメージの強い鉄製のフライパン。使い始める前に空焼きするなど、手入れが面倒なイメージがありますが、このフライパンはエンボス加工が施されているので、さっと水洗いするだけですぐに使えます。
さらに、この加工により食材との接触面積が少ないため、こびり付きにくいです。
「使うほどに油が馴染んで、使いやすくなるという鉄製のメリットはそのままなので、時が経つほどに愛着がわいてきます。鉄は蓄熱性が高く、食材に均一に熱が伝わるので、高温調理が重要なステーキ、餃子、野菜炒めなど、焼いたり、炒めたりする料理がワンランク上の味に仕上がりますよ」(清水さん)
以上がフライパン選びのポイントとおすすめ商品でした。
続いて「卵焼き器」について、選び方のポイントとおすすめ商品について紹介していきます!
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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