3. トップ・オブ・カリーは色褪せない「トプカ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1994年創業、このエリアを代表する老舗人気店。「トップ・オブ・カリー」を略したという店名通り、今も色褪せない圧倒的なおいしさです。

欧風からインド風までさまざまなカレーをそろえているのが特徴で、いずれもオリジナルの味わい。夜は居酒屋へと変わるスタイルは、今流行の「カレー居酒屋」を先取りしたものですね。

盛り合わせB

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,400円(税込)
どれにしようか迷ってしまいがちな「トプカ」。そんなときは、プリセットの盛り合わせ(合いがけ)A、B、Cの3種から選んでみましょう。

Bはポークカリーとマトンカリーの盛り合わせ。シャバシャバでビシッと辛い「インド風」のポークカリーをいただけば気分爽快。辛さだけではなく、しっかり香るカルダモン、焦がしスパイスと鶏ガラブイヨンの旨味とコクも魅力です。ナスやピーマンなどもゴロッと入っています。

一方のマトンカリーはドライタイプで、噛みしめるたびに広がる独特な甘辛さがクセになるんです。まさに好対照なDRY&WETの合いがけ。その満足感は半端ではありません
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4. ポップな正統派「スープカレー カムイ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

2019年5月に近隣から移転してきた、人気スープカレー店。

ほぼ一年中アイドルや萌え系キャラとのコラボをおこなうなど、神田というよりむしろ秋葉原カルチャーとの親和性が高いお店ですが、提供されるスープカレーは質実剛健な正統派。そんなギャップも、また個性だったりするのですよね。

カマンベールチキンカレー(6辛)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,140円(税抜)
札幌に端を発する北海道スープカレーの、定番中の定番であるチキンと野菜に加え、カマンベールチーズとナチュラルチーズが入ったひと品。

具材は骨なしチキンと、ニンジン、ピーマンとシンプル。プラス100円で辛さをアップさせてもいいでしょう。口内リセットにラッシーも頼むのがオススメ。
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5. 出汁の効いた京風カレー「おこしやす」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

関西スパイスカレー界を中心に拡がる、出汁を軸にした和食とカレーの融合。2020年3月、ここ東京・神田にも個性的な和出汁カレーの店が誕生しました。

懐石料理出身の店主が提供するのは、「ご飯にも出汁が効いた京風カレー」。ご飯、カレーソース、具材、それぞれに和出汁や和食の素材・技法が用いられているんです。

おばんざいカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

950円(税込)
カレーには昆布、鰹、鯖、煮干、とび粉で取った出汁を使用。いわゆるスパイスカレーではなく、粘度ある日本のカレーです。

そこに盛られるのが、おばんざい。スルメと旨煮にした白菜、小柱と煮た小松菜、トマト煮の大根など、一品一品手間がかかっています。カレーとともにいただくと、旨味の重なりがなんとも楽しいですよ。
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