ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

あらゆるカレーと変な生き物の追求。 生まれついてのスパイスレーダーで日本全国・そして海外あわせ3000軒以上のカレー屋を渡り歩く。 カレーイベント主催、雑誌のカレー特集執筆、TV…もっとみる

アップデートし続ける、カレーの聖地「神田」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

3月下旬、神田のビル街にもきれいな桜が
東京を代表する“カレーの聖地”と言われる神田エリア。その中心は「エチオピア」「共栄堂」「ボンディ」などの老舗名店がひしめく神保町ですが、実はその東側、淡路町からJR神田駅にかけての地域にも個性的なお店がどんどん増えてきているのです。

今回は、神田エリアの老舗から個性的な新店まで8店をご紹介。ネパール定食や京風カレー、ロカボ(糖質制限)カレーなど……その多彩さをたっぷりお届けします。
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1. さらに磨きがかかった「ダルバートシャンティ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

もともと東京・学芸大学で、ネパールの定食「ダルバート」を提供していた「シャンティ」。2019年にいったん閉店し、溝の口での期間限定営業を経て2020年2月14日、神田に移転しました。今までのおいしさを、さらにブラッシュアップ。

シェフのゴルさんは勉強熱心で、時間を見つけては東京や関西のネパール料理を食べ歩いている様子。ネパール現地の味を踏まえたうえで、さらに日本食材を活かすアレンジを効かせています

ダルバートセット

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,000円(税込)
「ダルバート」は「豆スープ=ダル」と「ご飯=バート」を軸に、カレーや副菜を合わせたネパールの定食。「ダルバートシャンティ」では、バスマティ米と日本米を合わせたライスに、日によって変わるダルスープ、カレー、副菜という構成で提供されています。

サグ(青菜)には高菜を使用し、定番副菜のムラコ(大根)アチャールも濃厚な味わい。しっかり熟成させないと出せない風味です。全体のアクセントには、酸味のある梅干のアチャールが。

そのほか、混ぜたときの変化が楽しめる副菜も並び、すべてにおいてこだわりが詰まった最高のプレートですよ。

ホットチャイ

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

200円(税込)
ダルバートを堪能したあとは、深みあるチャイで一服。別添えの砂糖で、好みの甘さにチューニングできるのが嬉しいですね。
店舗情報

2. 実力派店主による魅惑の一杯「カレーノトリコ」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

いろいろな意味で、神田カレー界きっての個性派。店主の田邉氏は、「エチオピア」「ボンディ」という神保町二大名店で修業した経歴の持ち主。

けれどもここのカレーには、どのカレー店とも違う魅力があります。

あいがけカレー(チキン)

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,400円(税込)
スープ状のカレーは和素材の旨味を巧みに利用しており、白米と合わせればスパイシーな茶漬けの如き独特さ。

ふりかけたカスリメティのムワッとした香りが食欲をそそり、夢中でサラサラかき込んでしまう中毒性があります。ゴロゴロと入った鶏肉のボリュームにも注目。

一方のドライカレーは、名店「ハイチ」に着想を得ながらも、こんにゃくを加えギュッと弾力ある食感に仕上げたオリジナルのひと品です。
店舗情報
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