殺菌作用

山椒の辛味成分であるサンショオール。サンショオールには、殺菌・抗菌作用があることで広く知られています。そのため、古くからすりこぎには山椒の木が使われてきましたよ。殺菌・抗菌作用はもちろん、香りも良くなるので一石二鳥ですね。(※12)

鎮痛作用

山椒は、古来より漢方薬として使われてきた歴史があります。例えば、打撲や打ち身、捻挫、むち打ち症などの鎮痛作用がありますよ。また、山椒を煎じただし汁でうがいをすれば、歯痛を和らげる作用も期待できます。(※1)

山椒の効果的な食べ方

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山椒は独特な風味とピリッとした辛さがあるため、薄味に感じることなく塩の量を減らせます。減塩中の方は、山椒やこしょうといった香辛料を活用し、調味料の使用料を減らしてみましょう。

また、山椒に多く含まれるカルシウムは、ビタミンDを多く含むきのこ(特にまいたけに豊富)と一緒に摂ると吸収率がアップしますよ。(※6,8,13)

【Q&A】山椒の効能はダイエットにも効果的?

A:極端なダイエットにより栄養素が不足すると、冷えの原因になります。山椒に含まれるサンショウオールは新陳代謝を活発にするはたらきがあるので、冷えにくくなりますよ。

また山椒はカリウムを含むため塩分の摂りすぎによるむくみ対策に役立ちます。(※1,2,6,7)

【Q&A】山椒の葉にはどんな効能がある?

A:食欲増進作用があります。

山椒の葉は「木の芽」と呼ばれおり、誰しも一度は聞いたことがあるのでは?木の芽は手の平にのせて、軽く叩いて空気圧で香りを立たせてから使います。独特の香りが特徴的で、和食には欠かせない食材です。木の芽にも、サンショオールが含まれており食欲増進や、胃腸のはたらきを活発にする作用がありますよ。(※14)

【Q&A】山椒を食べ過ぎると副作用がある?

A:下痢や嘔吐を引き起こすおそれがあります。

山椒には、内臓器官のはたらきを活発にしたり、胃を丈夫にしたりして、腸の働きを整える作用があります。しかし、山椒をあまりに摂り過ぎると、胃腸のはたらきが活発になり過ぎて下痢や嘔吐を起こすおそれが。食べ過ぎには気をつけましょう。(※1,15)
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