ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

きゅうりに含まれる栄養と効果効能

栄養と効果効能

  1. 血圧を下げるはたらきのある「カリウム」
  2. 酵素の活性を高める「マグネシウム」
  3. 血液を凝固させる作用がある「ビタミンK」
  4. むくみや冷え対策に役立つ「シトルリン」
  5. 便秘対策に役立つ「食物繊維」
  6. 体内の約60%を占める「水分」

血圧を下げるはたらきのある「カリウム」

きゅうり100gあたりに含まれるカリウムは、200mgです。

体内のカリウムの大部分は細胞内にあります。カリウムは、細胞外液のナトリウムと互いに作用しながら、細胞の浸透圧を保ったり、水分を保持したりする役割がありますよ。そのため、ナトリウムの排泄作用があり、血圧を下げるはたらきがあります。(※1,2)

酵素の活性を高める「マグネシウム」

きゅうり100gあたりに含まれるマグネシウムは、15mgです。

マグネシウムは酵素の活性を高める作用があります。また、筋肉の収縮、神経情報の伝達、体温・血圧の調整などのはたらきもありますよ。(※1,3)

血液を凝固させる作用がある「ビタミンK」

きゅうり100gあたりに含まれるビタミンKは、34μgです。

ビタミンKは血液を凝固させる作用があります。また、骨にあるオステオカルシンを活性化し、カルシウムの骨への沈着を促進させ、流出を抑えるはたらきも。そのため、カルシウムの吸収を助けますよ。(※1,4)

むくみや冷え対策に役立つ「シトルリン」

シトルリンは血流をよくすることで、むくみや冷えの対策、新陳代謝の向上などが期待されている遊離アミノ酸です。そのほかに、肌をきれいに保ったり、疲労回復をサポートしたり、集中力を向上させたりします。(※5)

便秘対策に役立つ「食物繊維」

きゅうり100gあたりに含まれる食物繊維は、1.1gです。

食物繊維は、便通を整えて便秘対策に役立ちます。脂質・糖・ナトリウムなどを体外に排出するはたらきがあり、これらの摂り過ぎが原因となる病気の対策にもなりますよ。(※1,6)
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