3. 端から折り目に合わせて折り込んでいく

Photo by macaroni

澤田さん:
「先ほどつけた折り目と長い辺が交わるところがコルネの先端になる部分です。小さな三角形を作るように端から折り込んでいきましょう」

Photo by macaroni

澤田さん:
「プロのパティシエはくるくる巻くように作るのですが、むずかしいので完全に折ってしまったほうが簡単です。

先端にすき間が空くとチョコレートが漏れてしまうので、キツめに折り込んでいくとうまくいきます」

Photo by macaroni

澤田さん:
「端まで折り切ったら作業は完了! 最初に折り込んだ部分が、一番内側になっていれば問題ありません。

写真のようにはみ出している部分は邪魔にならないよう、はさみでカットしてしまいましょう」

4. チョコレートを流し込み入口を閉じる

Photo by macaroni

澤田さん:
「完成したコルネにチョコレートを流し込んだら、写真のようにチョコレートが入っているギリギリの位置までコルネの上部を数回折り曲げて閉じましょう。コルネにチョコレートがパンパンに詰まっている状態にしておくと、均等に圧力がかかってキレイな線が描けます。

使うときはコルネの先端を少しカットしてから使用してください。チョコレートが少なくなるのに合わせて上部をさらに折り曲げていくと、使いやすい状態を保てますよ」

チョコペンアートに挑戦してみよう

Photo by Akio Sawada

材料

・板チョコ
・サラダ油
・コルネ
・スプーン
・ボウル
・白い皿
・竹串
・キッチンペーパー
・ドライヤー

ポイント

澤田さん:
「チョコレートは明治やロッテなどの板チョコで構いません。表現したい色に合わせて、ブラックかミルクを選びましょう。比較的、カカオ濃度の低いミルクのほうが滑らかで書きやすいです。チョコレート10gに対し、サラダ油を1適垂らすとさらに扱いやすくなります。

失敗してしまったら、ドライヤーの熱でとかし拭き取ってしまえば簡単に書き直せますよ。コルネのチョコが固まってきたときもドライヤーを使うのがおすすめ。レンジを使うと焦げたり、湯せんだと水で分離したりする可能性がありますが、ドライヤーならチョコの固さも調節しやすいです」

Photo by akio sawada

澤田さん:
「メッセージは、心に浮かんだことを素直に表現するのがいいと思います。参考にしたい字体やデザインなどを見ながら真似すれば、字をキレイに書くのが苦手な人でもチャレンジしやすいでしょう。

コロナ禍でなかなかバレンタインを一緒に過ごせない人も多いと思いますので、自分なりのメッセージで日頃の感謝を伝えたり、激励の言葉を届けたりするとよいかもしれませんね。

チョコペンアートは意外と簡単なうえに愛情を表現しやすいので、この機会に思いを伝えるツールとして活用してみてください! 」

バレンタインはチョコペンアートで心温まるメッセージを

アートというと身構えてしまう人も多いかもしれませんが、「今の気持ちを素直に」という澤田さんの言葉のとおり、今伝えたい言葉を率直に表現するのがよさそうですね。

直接会ってバレンタインギフトを渡せない場合は写真でチョコペンアートをシェアすれば、きっと印象に残るバレンタインデーになるはずです。バレンタインのひとつの形として「文字で伝えるチョコレートギフト」を検討してみてください。

取材・文/大瀧亜友美(macaroniライター)

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