ライター : 恩K

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1. 1席ごとの間仕切りスタイル「永潤」

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話題のカフェが集まる尾道の新開地区に2020年6月オープンした、カウンター8席のみの「永潤(えいじゅん)」。券売機で食券を買い、カウンター席に座りますが、注文システムがとてもユニークなのです。

1席ごとに間仕切りがあり、厨房との間にブラインドが下ろされている席は、「一蘭」風。目の前のボタンを押して、ブラインドの奥に食券を渡す注文スタイルは尾道初です。

中華そば(並)

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並 650円(税込)
お店の母体は、浴室を専門にしたリフォーム会社。社長のラーメン好きが高じて、このお店をオープンさせたそうです。

目指したのは一般的な尾道ラーメンではなく、昭和の尾道に存在した「古き懐かしき味」。そんなラーメンをもう一度食べたいという思いから約2年間、スープ作りに励み、完成させました。

鶏ガラと豚骨ベースに醤油を加えたスープは、とてもマイルド。スープには尾道ラーメンに欠かせない背脂がたっぷり浮いています。具材のチャーシューは味がよく沁み、とてもジューシー。尾道「はせべ製麺所」の平打ち麵はスープとの絡みがよく、食べ進めるたびに深い味わいを感じさせます。

人気のカフェが集中する新開地区の散策と合わせて、立ち寄ってはいかがでしょうか。
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2. 駅チカ!背油たっぷりの濃厚系「尾道ラーメン たに」

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JR尾道駅から一番近い尾道ラーメンのお店が「尾道ラーメン たに」。立ち寄りやすい立地にあることから、尾道駅を利用する人たちも頻繁に訪れるほか、観光前の腹ごしらえとして立ち寄る観光客もよく見られます。

外の券売機で食券を購入し、入店するスタイル。入口と出口が別々に設けられた店内はカウンター席のみですが、ゆとりのある空間が広がっています。

尾道ラーメン

たにの尾道ラーメンは、魚のだしとしょうゆをベースにしたスープに、ボリュームのある背脂が特徴。チャーシューは完成までに3日かけて作られています。

見た目はこってり系ですが、実際に食べてみると、スープの旨味が凝縮され、飲み干せるほどあっさり。

ラーメンのほか、野菜たっぷりのチャーハン、日替わり定食や唐揚げやとんかつなどのセットも充実しています。

おいしいものがたくさんある尾道では、食べ歩きの機会も多いはず。たにでは小さいサイズの尾道ラーメンが用意されているので、気軽にご当地ラーメンもぜひ味わいたい!という人は利用してみてはいかがでしょうか。
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3. 飲み干してしまうスープが絶品!「麺や 雑兵」

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尾道市役所付近には「つたふじ」や「壱番館」など、有名な尾道ラーメン店が軒を連ねており、「麺や 雑兵(ぞうひょう)」もそのひとつ。有名店にひけをとらないクオリティの尾道ラーメンが食べられる穴場として、地元の人たちに愛されています。

店名は尾道の居酒屋「雑兵」がプロデュースしていることから。おいしいラーメンを行列に並ばずに食べられるので、隠れた名店として脚光を浴びそうです。

尾道しょうゆラーメン

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600円(税込)
初めて訪れたら、ぜひ「尾道しょうゆラーメン」を。特徴的なのは、かなり濃厚な背脂。醤油の効いたスープにしっかりしみこみ、旨みを引き出しています。

お店では自家製の平打ち麺を使用。コシや小麦粉の香りが強く、スープと背脂との相性の良さを感じさせます。麺とスープ、背脂のバランスが整っており、スープを飲み干してしまう人も。

チャーシューメンや野菜ラーメン、ピリ辛ホルモンラーメン、味噌ラーメンなどもラインアップ。さまざまなラーメンを味比べをしてみるのも楽しいでしょう。
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