7. 海上自衛隊直伝の味「呉海自カレー」

映画やドラマとなった「この世界の片隅に」の舞台である呉(くれ)市。かつては軍港として栄え、かの有名な戦艦大和は呉市で誕生しました。今は海上自衛隊の重要拠点のひとつとなっています。

海上自衛隊員が航海中に曜日感覚を忘れないよう、毎週金曜にカレーを食べる習慣があることから誕生したのが「呉海自カレー」。隊員直伝のカレーが市内の複数店舗で味わえます。教わった隊員が所属する艦ごとに味が異なるので、ぜひいろんなお店を食べ歩いてくださいね。

おすすめの店「呉 ハイカラ食堂」

海自テッパンカレー 1,450円(税込)
観光地として人気の「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」から徒歩すぐの「呉 ハイカラ食堂」。ここで食べられるのが、艦船内で使う鉄板容器に盛られた「海自テッパンカレー」です。

現役海上自衛官とコラボした辛口の「潜水艦カレー」、潜水艦そうりゅうで食べられる甘口の「そうりゅうカレー」の2種類から、好みの味が選べます。
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8. 辛味と酸味の絶妙バランス「呉冷麺」

「呉冷麺」は、広島市のお隣・呉市で愛されるご当地冷麺。見た目は冷やし中華とほとんど同じですが、特徴的なのはスープです。

鶏ガラベースのスープは、ゴマの香りが効いてうま味たっぷり。唐辛子が入っているため、甘辛い味わいです。そのまま食べても良いのですが、酢辛子や黒酢などを加えて味の変化を楽しむのが呉流。辛味と酸味で食がすすみます。

おすすめの店「珍来軒」

呉冷麺 大900円、小750円(いずれも税込)
「珍来軒」は呉冷麺発祥の店。戦後まもなくラーメン屋台からはじまり、1955年に中華料理店としてオープンしました。今では行列ができることも多い人気店です。

名物の「呉冷麺」は、コシのあり特注の平打ち麺がしっかりスープに絡みます。甘味がありながらもピリッとした辛さのあるスープは、途中に酢辛子を加えることで飽きることなく楽しめます。
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9. クセになるシビレ料理「広島汁なし担々麺」

広島市には多くある「広島汁なし担々麺」専門店。タレに加えられた唐辛子の辛味とたっぷりかかった山椒の痺れが特徴です。山椒たっぷりのシビレ料理が好きな方に、ぜひ食べていただきたい一杯ですよ。

ピリピリくる痺れは想像以上ですが、「その痺れがクセになる」という人が続出。定期的に食べたくなるうま辛料理です。

おすすめの店「くにまつ」

汁なし担担麺 580円、温泉玉子 50円(いずれも税込)
広島汁なし担々麺の火付け役となったといわれる店が「中華そば 國松(くにまつ)」です。入店したら、汁なし担担麺はもちろん、温泉玉子とライスをあわせた3つを食券機で選びましょう。

食べる前に、自家製ちぢれ麺にタレがよく絡むまでしっかり混ぜるのがおいしく食べる秘訣です。食べ終わったらライスを器へ追加……タレと絡めて食べれば二度おいしい!辛さのなかにあるうま味をしっかり堪能してくださいね。
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