ライター : きたやまあさみ

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パイナップルケーキとは

台湾みやげといえば、真っ先に頭に浮かぶ「パイナップルケーキ」。パイナップルのジャムやバターで餡を作り、クッキー生地で包んで焼いたお菓子です。中国語で「鳳梨酥」と書きますが、「土鳳梨酥」と呼ばれるものも存在。

中国語で「土」は「その土地の」「昔ながらの」という意味があるんですよ。土鳳梨酥は昔ながらのパイナップルケーキ」といえます。

土鳳梨酥

「土鳳梨酥」は台湾人から「本物のパイナップルケーキ」と呼ばれるもので、餡は100%台湾産のパイナップルから作られたもの。粘りはあまりなく、酸味と繊維感があります。

鳳梨酥

一方「鳳梨酥」の餡は、パイナップル餡に冬瓜を混ぜたもの、もしくは冬瓜のみで作られたものを指します。台湾のパイナップルは酸味が強く、台湾人はあまり酸味を好まないこともあり、まろやかな味にするために冬瓜が入るそう。

「鳳梨酥」は台湾の主流なタイプで、なめらかかつ酸味がマイルドなのが特徴です。

缶詰で作る!台湾風パイナップルケーキ

Photo by きたやまあさみ

調理時間 60
この記事でご紹介するのは、缶詰のパイナップルを使うパイナップルケーキ「土鳳梨酥」タイプです。冬瓜を加えないため、酸味が少し強めの味わい。本場の味に近づけるコツもあわせてご紹介します。

材料(10個分)

Photo by きたやまあさみ

  • 生地
  • パイナップル餡
    • パイナップルの缶詰 1缶
    • 上白糖 30g
    • きび砂糖 30g
    • レモン汁 小さじ1杯

本場の味に近づけるコツ

  1. 本場の味をリアルに再現したいなら、バターは有塩のものを使うのがおすすめ。無塩バターを使用する場合は、塩を1~2つまみ程度入れましょう。缶詰のパイナップルは砂糖の量が多く甘みが強いので、ほんの少し塩気をプラスするだけでバランスのとれた味わいになりますよ。

パイナップル餡の作り方

1.パイナップルをミキサーで細かくし、水気を切る

ざるに撹拌したパイナップルを注ぎ入れる様子

Photo by きたやまあさみ

缶詰のパイナップルをミキサーにかけ、ペースト状にします。ざるに取り出し、水気をしっかりと切ります。

2.パイナップル、上白糖、きび砂糖、レモン汁を煮込む

木べらにのせたパイナップル餡

Photo by きたやまあさみ

フライパンに水気を切ったパイナップル、上白糖、きび砂糖、レモン汁を入れ、弱火でじっくり加熱します。粘り気が出て、包みやすい固さになるまで煮込みます。

3.冷蔵庫で冷やす

ボウルの中にあるパイナップル餡

Photo by きたやまあさみ

あめ色になったら耐熱容器に取り出し、粗熱を取ります。ラップをかけて、冷蔵庫で冷やします。

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