ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

入手困難!究極の餅 “THE OMOCHI” って?

Photo by muccinpurin

昔ながらの製法で丁寧につきあげられた、究極の餅ブランド “THE OMOCHI”。 2019年11月6日の予約販売以来、売り切れ続きで入手困難とされています。 餅職人が本気で作るお餅、どんな味なのか気になりますよね。厳選された素材と丁寧な仕事で生み出された、究極の高級餅をご紹介します。

昔ながらの製法で、真面目に作る餅

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(上段左から)玄米:1,200円、くるみ:1,400円 (下段左から)豆:1,400円、プレーン:1,200円、海老:1,500円(すべて税抜)
宮城のお餅メーカー・笠原餅店が作るのは、究極の高級餅。利便性のよさから、現在ではほとんどのメーカーがガスを使って餅を製造しているなか、笠原餅店はかまどと薪を用いた昔ながらの製法を守り続けています。 うまいもちづくりを次代に継承することを目標に掲げ、“本当の旨い餅” という意味を込めて「THE OMOCHI」と名付けられました。
非効率的と言われようが、おいしい餅を作るためには手間と苦労をいとわないのが笠原餅店のモットー。正月やお祝い事など、節目節目で食べられてきた日本の大切な食文化である餅を、次の世代にいかに残すかを餅職人・笠原さんは常に心がけているといいます。 餅としては高級品ともいえる価格ですが、いまでは少なくなっている餅職人が丁寧に作り上げたことを考えるとそれだけの価値がありそうです。

“THE OMOCHI” 5種を試食

こだわりの “THE OMOCHI” 全5種を食べ比べてみました。味の違いが分かるように、今回は焼いたものを、何もつけずに味わっています。

プレーン

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まずはプレーンから。宮城県産の餅米を使用し、とにかくストレートに米の甘みが伝わってきます。

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餅そのものがとてもなめらかで伸びがよく、それでいて歯切れがいいので、するんとスムーズにのどを通っていきます。こんなにのど越しがいいお餅は初めてです。もち米そのものの味わい、網で焼いたときの香ばしさを感じたいならプレーンがおすすめ。 どのフレーバーもそうですが、やや薄めなのでいくつでも食べてしまえそうです。

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続いて食べたのは「豆」。豆そのもののみずみずしさと黒ごまの香ばしさが印象的。餅をつく際に甜菜糖を使っているので、噛むほどに自然な甘さが口いっぱいに広がります。 余計な味付けをしなくても、素材の味で十分おいしさを感じられます。

玄米

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プレーンと並び、米の風味を楽しみたいなら玄米を。こちらも宮城県産のもち米だけを使い、玄米とは思えないほどなめらかな餅に仕上げています。 玄米らしい香ばしさがプラスされているので、プレーンよりは味わい深く、どんな味付けとも相性がよさそうです。
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