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話題の「大同電鍋」を使ってみた!
台湾生まれの「大同電鍋(だいどう でんなべ)」をご存知ですか?台湾では一家に一台常備しているほどの万能アイテムなんだとか。
レトロな見た目も相まって、数年前から日本でもじわじわとブームが加速中。今回は、実際に台湾の人気料理・魯肉飯(ルーローファン)を作り、その使い心地をチェックしてみました♪ほかの電気圧力鍋との違いも含めながら、レポートしたいと思います。
大同電鍋とは?
まずは、大同電鍋がどんなアイテムなのか簡単にご紹介します。
大同電鍋は、台湾で使われている電気圧力鍋。なんといっても便利なのはそのシンプルな構造で、スイッチがひとつついているだけなのに、「蒸す」「炊く」「煮る」の3つの調理をこなす優れものなんです。
台湾では一家に一台あるのが基本で、二台以上あることも珍しくないまさに台湾の定番調理家電。あまりの便利さに、海外に留学するなど長期で滞在するときは、大同電鍋を持っていくこともあるのだとか!
台湾で50年以上愛される大同電鍋、どんなアイテムかますます気になりますね……。
シンプルで使いやすい構造
使う前に、パーツをチェックしていきましょう。
本体(外釜)のほかに、直接食材を入れる内釜、蒸し鍋として使う時の穴あきスチームプレートと内ふた。あとは計量カップとしゃもじ、たったこれだけ!(説明書・保証書・レシピブックは付いています)
ちなみに日本で発売されているのは、白、緑、ピンク、赤の4色。このレトロなカラーと見た目が、何とも魅力的ですよね。サイズは約6人分を調理できるMと、10人分まで調理できるLの2サイズ。今回はMサイズを使用しました。
使い方はとても簡単。コンセントを差し、操作盤下部のスイッチレバーを押し下げれば調理開始です。本体のどこを探してもほかに電源スイッチはなく、調理時間を設定する場所もない。「こんなにシンプルでいいのかしら!? 」とちょっと拍子抜けするほどでした。
ほかの電気圧力鍋だと、複雑なスイッチがいくつもあって使いこなせないことがほとんどですが、大同電鍋はとにかく必要最小限。この一台で「蒸す」「煮る」「炊く」の調理が簡単にできてしまいます。
外釜と内鍋の隙間に水を入れ、入れた水の量によって調理時間が調整されます。水がなくなると炊飯状態がオフになるので、空焚きの心配もナシ。保温したい場合は、炊飯スイッチレバーの上にある保温スイッチをオンにしておけばOKです。
ちなみにハンドルについている金具は、フタをひっかけておくパーツ。下に置いて蒸気で机が濡れることもありません。
さっそくルーローファンを調理!
さっそく、ルーローファンを作っていきましょう。
今回はmacaroni動画の人気レシピを筆者流にアレンジし、さらに簡単に作ってみました。レシピ内の玉ねぎをあめ色になるまで炒める行程をまるっとカットし、フライドオニオンを使います。これで炒め時間を短縮し、香ばしさとコクをプラスします。
さらに、しいたけの代わりに干ししいたけを水に戻して使いました。ルーローファンの風味を決める八角は、出汁用袋に入れておくと、食べる前に取り出しやすいのでおすすめです。
▼今回使ったレシピはこちら
水の量で加熱時間を調節
切った豚バラ肉の表面を焼き付け、調味料やほかの材料とともに大同電鍋に入れていきます。あとは、外釜に水をいれてスイッチオン! 今回はまず付属のカップのメモリ6での水を入れて加熱してみました。
加熱し始めて3分ほどすると、水が沸騰し、蒸気が上がり始めました。蓋がカタカタ音を立て始めると、いい香りが部屋中に立ち込めます。蓋に重さがあるわけではないので、調理中は棚の隙間など水蒸気がこもりそうな場所に置くのは避けたほうがよさそうですね。
メモリ6の水を入れると、ちょうど20分で炊飯スイッチがオフになりました。ふたを開けてみると、全体的に煮えていますが、濃い味が好きな筆者はもう少し味を染みさせたいところ。
ここで、さらにメモリ6の水を注ぎ、20分追加で加熱をしました。こうして水を加えることで好きな時間追加熱できるのも大同電鍋のいいところ。
最初は “どのくらい水を入れると何分加熱されるんだろう?” と不安になるかもしれませんが、付属の説明書に目安が書いてあるのでご安心を。水がなくなると自動でスイッチがオフになるので、火の消し忘れで焦がしてしまう、なんてこともありません。
追加で20分(計40分)煮込んだものがこちら。脂が溶けて煮汁にとろみがつき、肉にもいい感じに味が染みています。
私がしたことといえば、肉を焼きつけて鍋に入れ、スイッチを押しただけ。あとは洗い物をしたり、ぼんやりとしているうちにおいしいルーローファンができてしまいました。
とにかく「スイッチを押すだけで料理ができる」というところが大同電鍋の素晴らしいところです。
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