オートミールダイエットの上手なやり方を管理栄養士が徹底解説！おすすめレシピも (2ページ目)

食べるタイミングは日中がおすすめ

オートミールを食べるなら、朝ごはんやランチ、おやつ代わりにするなど、太りにくい日中、午後3時ごろまでに食べるのがおすすめです。

夜は食事から摂ったエネルギーが消費がされにくいことと、夜間には脂肪を蓄積させて分解しにくくするBMAL1遺伝子とそのたんぱく質が活性化しているので、太りやすくなってしまいます。

また、オートミールを食べるときに粥状にすると、食べるスピードが速くなりがちです。速食いは肥満につながるともいわれているので、できるだけよく噛んでゆっくり食べるように心がけましょう。（※12,13,14,15）

ダイエット向きのオートミールの選び方

噛みごたえのあるロールドオーツを選ぶ
ごはんのように食べられるタイプを選ぶ

粒がしっかりしているロールドオーツは、噛みごたえがあります。よく噛んで食べることにつながるため、肥満対策に役立ちますよ。

また、主食として置き換えるのに便利な、ごはんに食感を近づけたタイプもあります。もっちりとしており、ごはんのように食べたい方におすすめです。（※13,16）

オートミールおすすめ24選。米化向き・そのまま食べやすいタイプなど

この記事では、用途別におすすめのオートミールを24選ご紹介します。オートミールとひとことで言っても、主食代わりにしたりお菓子作りにしたりと用途によって適した種類があるんですよ。オートミールを食生活に取り入れてみたいと考えている方に役立つ情報をまとめて解説します！

オートミールと合わせたいおすすめ食材

ヨーグルト
納豆
チーズ

食物繊維が豊富なオートミールは便秘対策に役立ちますが、より作用を高める組み合わせが、「シンバイオティクス」の食べ方です。

食物繊維は善玉菌のエサになって増殖を助けるため、善玉菌を含むヨーグルトやチーズ、納豆などの発酵食品と組み合わせるのがおすすめ。オートミールはくせがないので、どんな食材とも合わせやすいですよ。（※6,17）

オートミールとヨーグルトで作る。基本のオーバーナイトオーツレシピ

この記事ではオーバーナイトオーツのレシピをご紹介します。オートミールとヨーグルトを混ぜ合わせてひと晩置くことで、オートミールがもちもちの食感に仕上がりますよ。あわせて、オートミールとヨーグルトを使うおすすめレシピを5つご紹介します。

オートミールダイエットの注意点

注意点

便通に影響がでることも
極端に食事を制限すると失敗する

オートミールに豊富な食物繊維は、通常の食事で過剰摂取の心配はありませんが、食物繊維のサプリメントを摂っている人では食べすぎるとお腹が緩くなったり、ほかの栄養素の吸収を妨げてしまったりするおそれがあります。

一方で、便秘の種類によっては、不溶性食物繊維の摂りすぎで悪化する場合もあるため注意しましょう。

また、極端な食事制限はリバウンドを起こしやすくしてしまいます。食事のバランスに気をつけて、うまくオートミールを取り入れましょう。（※6,18,19）

オートミールが消化に悪いって本当？管理栄養士が詳しく解説

ヘルシーなイメージがあり、ダイエット中の食材として人気が高いオートミール。主食の代わりにする方も多いと思いますが、オートミールを食べると、便秘や下痢などの症状がでることはありませんか？この記事では管理栄養士が、オートミールは消化に悪いのか、詳しく解説します。

【Q＆A】オートミールダイエットは1ヵ月で効果が出る？

A：1カ月ではむずかしいかもしれません。習慣化して長期的に取り組みましょう。

1カ月で1kgの脂肪を減らすためには、一日あたり240kcal多く消費するか、240kcalの摂取を減らす必要があります。1食あたりごはん1膳をオートミール30gに置き換えた場合に抑えられるカロリーは129kcal。

一日2食置き換えると258kcalオフできるので、これを1か月続けた場合、脂肪を約1kg減らすことができます。ダイエットは短期間での結果を求めず、適度な運動と併せて習慣化し、長期的におこないましょう。（※1,2,3,19,20）

「オートミールダイエット」で痩せない…。3つの原因と正しいやり方【管理栄養士執筆】

人気の「オートミールダイエット」ですが、なかなか痩せない……と感じている方もいるのではないでしょうか？この記事では、オートミールダイエットで痩せない原因や、正しいダイエット法を、管理栄養士が解説します。ダイエット中の方も、健康のためにオートミールを取り入れたいという方も必見です。

【Q＆A】オートミールダイエットにデメリットはある？

A：食べすぎはお腹の不調につながる、飽きるといったことが挙げられます。

前述したように、オートミールに豊富な食物繊維は摂りすぎると下痢や便秘につながるおそれがあります。また、胃腸の調子が優れないときは、食物繊維が多いオートミールは避けましょう。

なお、オートミールは味がついていないことから、続けていると飽きてくる場合も。レシピのバリエーションを増やして、飽きずに続けられるようにしましょう。（※18,21）