ライター : dressing

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【1】原点回帰のビストロ料理にファン多し! 抜け感のあるクラシカルが魅力『ノウラ』

浅草寺から北へ進み、老舗料亭が並ぶ通りを超えて住宅地に入ったところにあるフランス料理店『HOMMAGE(オマージュ)』をご存知だろうか。『ミシュランガイド東京 2019』で二つ星を獲得し、地元からも遠方からもファンが絶えない超人気店だ。 その店のすぐ裏手にあるのが、今回紹介する『noura(ノウラ)』。 そう、こちらの店は、『オマージュ』の荒井昇シェフによる2号店。『オマージュ』が創作フレンチであるのに対し、『ノウラ』は正統派ビストロ。そういった意味でも、独特なネーミングに納得がいく。
腕を振るうのは、20年前に荒井シェフとともにフランスで修業をしていた松本義夫シェフ。 “普遍的、時代に捉われない”というコンセプトの通り、白を基調にした食器やリネン、清潔感のある内装は、松本シェフの料理をさらに魅力的に映し出す。
「オニオングラタンスープ」(写真上)も、クラシカルなレシピを忠実に再現。2時間かけてじっくり炒めたたっぷりのタマネギと、濃厚なグリュイエールチーズを使っているが、 オニオンスープにありがちな“クドさ”はない。濃厚さを感じる一歩手前、不思議とスルスルといただける味わい。松本シェフの作る料理には、計算された“抜け感”があるのだ。
150~200gのオーストラリア産ブラックアンガス牛を強火でサッと焼いた「ステックフリット」(写真上)も、シンプルながら絶妙な火入れ。肉のうまみを逃がさぬよう、表面に薄くカリッとした膜を作る松本シェフのテクニックは実に見事。 流行りを追わず、ただまっすぐに美味を求める『ノウラ』ならば、どんなときでもあなたに口福感を与えてくれるはず。

noura

住所:〒111-0032 東京都台東区浅草4-10-5 電話番号:03-6458-1255(※予約は当日、翌日分の席のみ受け付け) 営業時間: 11:30~15:00(L.O.14:00)、18:00~23:00(L.O.21:00、日・祝日はL.O.20:00) 定休日:月曜、火曜不定休 ぐるなび:https://r.gnavi.co.jp/r4hdr78s0000/
上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【2】繊細な技術と“遊び心”が共存。本格フレンチをリーズナブルに愉しめる『ルディック』

「浅草 花やしき」の裏にひっそりと佇むのが、フランス料理店『Ludique(ルディック)』。
店の扉を開けると、オープンキッチンのカウンター7席とテーブル席8席のこぢんまりとしたアットホームな雰囲気。『ルディック』を切り盛りするのは、大塚勝也シェフ。本場フランスのパリやコルシカ島の星付きレストランで3年ほど修業した後、青山の名店『ロアラブッシュ』などの一流店で研鑽を積んできた実力派だ。
「ルディック」とは、フランス語で「遊び心」の意味。 「素材や味わいを重ねていくフレンチの基本を大切にしながら、そこに僕なりの遊び心をプラスした料理を組み立てています」という大塚シェフの言葉をそのまま体感できる料理の数々は、連日食通を唸らせている。
「フォアグラの最中」(写真上)は、下にはリンゴのコンフィチュール、上には柚子のジャム、最中の中にはフォワグラのムースが入っている。 フォアグラのムースは、本場フランスではクレームブリュレにするのが一般的だが、あえて最中と合わせることで、サクサクとした食感とのコントラストを愉しむことができる。また、手で食べるスタイルのため、ひと口目はリンゴのコンフィチュールが、ふた口目には柚子のジャムが、2つの味わいを順に楽しめる演出もニクい。
この日のメイン「地鶏のバロティーヌ ブランケット風」(写真上)は、開いた鶏モモ肉の中に豚ホホ肉と、豚肩肉などのミンチ、鶏レバーを巻いて低温で時間をかけて火入れしたもの。ソースはフォンドボーとベシャメルソースに、シブレットというアサツキに似たハーブを合わせたソースで、さらに上にトリュフを贅沢に添えている。ソースの香りをまとった力強い肉のうまみは、ワインの杯を重ねたくなるような味わい。 本格的でありながら、コースは9皿5,000円(税別)というから驚き。多くの老舗がある裏浅草の地でも、長く愛され続けること間違いなしだ。

Ludique ~ルディック~

住所:東京都台東区浅草3-18-6 浅草ビル1F 電話番号:050-3373-5796(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。) 営業時間: 土・日・祝 ランチ 12:00~15:00 (L.O.14:00) ランチは土日祝のみとなります 月・火・木~日・祝日 ディナー 18:00~23:00 (L.O.22:00) 定休日:水曜日 夏季休暇(2018年8月13日~2018年8月17日) 不定休日あり ぐるなび:http://r.gnavi.co.jp/gjbxrjrg0000/
上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。

【3】和食、器、ワインが好きなら絶対訪れたい。隠れ家的和食店『こへると』

2019年1月にオープンした『和食とワイン、酒 こへると』は、本格的な和食を高コスパで楽しめる和食店。浅草駅から徒歩12分、決して駅近とは言えない立地ながら、オープン直後から多くの食通たちを集める人気店となっている。
店内はカウンター5席を含めて18席。カウンター奥には、料理人の金澤祐樹さんの姿が常に見える。 『こへると』は1品1,000円以下のアラカルトも豊富だが、一番人気は5,000円(税別)のおまかせコース。メニューは月替わりなので、訪れるたびに新しいおいしさに出逢うことができる。
山海の素材を使用した肴の盛り合わせ「八寸」(写真上)。 上から時計まわりに「新玉葱ムース」「姫サザエつぼ焼き」「大鰐(おおわに)温泉もやし 黄味酢がけ」「飯蛸(いいだこ)桜煮」「新じゃが蕗味噌(ふきみそ)和え」「稚鮎南蛮漬け」、中央は「クリームチーズ味噌漬け」。 「八寸」といえば、通常はコース中盤に供されることが多いが、『こへると』では2品目に登場。「最初にインパクトがあったほうが盛り上がっていただけるし、お酒も進みますから」(金澤さん)と、ここにもお客へ気遣いが。
この日の焼物は、「桜鯛山吹焼き」(写真上)。 備長炭で焼き上げた桜鯛に、玉素(たまもと:卵黄に米油、薄口醬油と塩で調味したマヨネーズのようなソース)をかけて、やわらかな炭火でさらに火入れ。酒、塩、昆布だしで味をつけた卵を湯煎でじっくり火を通し、細かくそぼろ状にした炒り卵をトッピングすれば完成だ。 丁寧に調理された料理は、それぞれ個性豊かな器とともに供される。器は滋賀県の陶芸家・澤克典氏のものを中心にそろえ、どれも美術品のように美しい。ソムリエの音成麻衣さんが毎月入れ替える、こだわりのワインも見逃せない。 和食が好き、ワインが好き、器が好き。どれかひとつでも当てはまったなら、ぜひとも訪れてほしい一軒だ。

こへると

住所:東京都台東区浅草3-9-10 キャピタルプラザ浅草104 電話番号:03-6802-3852 営業時間:18:00~24:00 定休日:水曜 ぐるなび:https://r.gnavi.co.jp/k39wsnz60000/
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