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わさびの効果効能
殺菌・抗菌作用
わさびの辛味成分である「アリル芥子油(アリルイソチオシアネート)」には、殺菌・抗菌作用があります。寄生虫の動きや、食中毒の原因となる細菌の増殖を抑制することが明らかになっていますよ。
刺身や寿司など、生の魚を食べるときはわさびを添えていただきましょう。(※8)
刺身や寿司など、生の魚を食べるときはわさびを添えていただきましょう。(※8)
抗酸化作用
ストレスによって体内で「活性酸素」が大量に生成されると、老化や免疫力の低下につながるおそれが。活性酸素のはたらきを抑えたり、生成を抑制する物質を「抗酸化物質」といいます。
わさびに含まれる「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート」という成分は、抗酸化物質のひとつです。活性酸素の生成を抑えるという、抗酸化作用があります。(※9,10)
わさびに含まれる「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート」という成分は、抗酸化物質のひとつです。活性酸素の生成を抑えるという、抗酸化作用があります。(※9,10)
血栓対策
わさびの香り成分である「ω-メチルチオアルキル芥子油」は、血液の凝固を防ぐのに役立ちます。血液中において「血小板」が集まるのを抑制する作用があるためです。
この香り成分を摂るには、生食用として作られる「沢わさび(水わさび)」を選びましょう。西洋わさびや、粉わさびには含まれていません。(※11)
この香り成分を摂るには、生食用として作られる「沢わさび(水わさび)」を選びましょう。西洋わさびや、粉わさびには含まれていません。(※11)
わさびのおすすめ摂取量
わさびは、一日あたりに5g摂るのが理想的だといわれています。しかし、一回あたりのわさびの使用量は多くありません。刺身1人分では3g、寿司10貫では2g程度です。
わさびを継続的に摂るには、薬味として使うだけでなく、わさび漬けやわさび味噌のような常備菜を用意しておきましょう。(※12,13)
わさびを継続的に摂るには、薬味として使うだけでなく、わさび漬けやわさび味噌のような常備菜を用意しておきましょう。(※12,13)
わさびのチューブでも効能は期待できる?
チューブに入っている「練りわさび」の原料は、主に西洋わさびです。そのため、血小板の凝固を抑制する沢わさびの香り成分が含まれていません。
また、6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートが含まれていないため、抗酸化作用は期待できないといえます。
なお、練りわさびには油や甘味料が添加されており、生わさびよりも高カロリー。また食塩が添加されており、塩分が多く含まれているため注意が必要です。たっぷりわさびを摂りたい場合は、生わさびの使用をおすすめします。(※1,10,11,14)
また、6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネートが含まれていないため、抗酸化作用は期待できないといえます。
なお、練りわさびには油や甘味料が添加されており、生わさびよりも高カロリー。また食塩が添加されており、塩分が多く含まれているため注意が必要です。たっぷりわさびを摂りたい場合は、生わさびの使用をおすすめします。(※1,10,11,14)
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