ライター : 白江 和子

管理栄養士 / webライター

朝から料理なんてしてられない!

慌ただしい朝、手間のかかる調理をしている時間はありませんよね。なによりも後片付けが大変。そんなお弁当作りを少しでも楽にするために、管理栄養士の筆者が一週間のお弁当メニューをご紹介します! 前夜のおかずのスライドメニューやリメイクに、常備菜を詰めた簡単お弁当です。また、おかずを詰める際に気を付けたいポイントや、今さら聞けない悩みに対する解決方法もお伝えします!お弁当作りに役立ててくださいね。

月曜日「鮭ちらしずし弁当」

前夜の塩鮭のリメイク弁当です。前日に焼いた塩鮭をほぐしおきます。レンジで再度加熱し、粗熱が取れたら、大葉の千切りと一緒に酢飯に混ぜるだけ。錦糸卵や、浅漬けの素で漬けたにんじん、大根、きゅうりで飾りました。薄ピンク色の花は、大根のゆかり漬けです。 あとのおかずは、ちくわ、作り置きの蓮根のきんぴらやブロッコリーの塩ゆでを入れましょう。また、練りものをお弁当に入れるときは、食中毒予防として、湯通しやレンジで加熱するのがおすすめですよ。

火曜日「そぼろ弁当」

鶏そぼろは作り置きできるので、とても便利なお弁当おかずのひとつです。筆者は、いつもたくさん作って冷凍保存しています。前日に冷蔵庫に移して自然解凍し、朝にレンジで加熱。1ヶ月を目処に、食べ切るようにしてくださいね。 そぼろを細かく作るコツは、まだ火をつけていない鍋に鶏ミンチと調味料を入れて、よく混ぜること。あとは、菜箸を2~3膳使い、混ぜながら弱火で火を通していきます。固まり始めたら、火からはずしてよく混ぜ、再び火にかけて、かき混ぜます。水気がなくなるまで繰り返してください。冷めてもおいしい「そぼろ弁当」のできあがりです♪

水曜日「天むす弁当」

天ぷらを夕飯にした翌朝は「天むす弁当」を作りましょう! 天ぷらをオーブントースターで温めているあいだに、赤ウインナーをフライパンで炒めながら、だし巻き卵を焼きます。赤ウインナーは、ときどきお箸で返すだけでいいので、だし巻き卵と同時進行も可能ですよ。 赤ウインナーの火加減は、弱火で、切り目は、前日の夕飯の支度の際にしておきます。作り置きのかぼちゃ、ブロッコリーを入れたら完成!

木曜日「鶏の味噌漬け焼き弁当」

前日に味噌、酒、砂糖で漬けておいた鶏肉を、朝焼くだけの簡単弁当です。フライパンにクッキングシートを敷いて焼けば、後片付けも簡単。味噌に漬けた鶏肉は、冷凍保存もできます。 あとは、前夜のスライドメニューであるアスパラの肉巻き、作り置きのパプリカソテー、ほうれん草のナムルを一緒に詰めたらできあがり。ミニトマトのヘタのまわりの雑菌は、洗っても落ちにくいので、取ってから詰めるようにしてくださいね。

金曜日「肉巻きメンチカツ弁当」

メンチカツの衣付けって、形が崩れたり、衣がムラに付いたりして大変ですよね。そこで肉種をしゃぶしゃぶ用の豚肉で包んでみてください。形が崩れにくくなります。豚肉が薄いので、食感も変わりません。 また、肉種にまぶした小麦粉は、溶き卵をはじいてしまうことがあり、そこだけパン粉が付きません。油に入れると肉種が流れ出てしまう原因のひとつです。そんなときは、卵の代わりに水で溶いたてんぷら粉を使うとパン粉が付けやすくなります。卵のように、過不足も出にくく使いやすいです。コロッケの衣付けにも応用できますよ。

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