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おせち祝い肴3選
1. 田作り
片口いわしを乾燥させ、田畑の肥料にしたら豊作になったことにちなんで五穀豊穣の願いが込められるようになりました。ごまめとも呼ばれ、「五万米」という字が当てられています。
ひとつめのおせち祝い肴は田作りです。フライパンを使い、手でパキっと割れるくらいまで弱火でじっくり炒りましょう。炒りすぎるとサクサクしすぎて、炒り足りないと硬い食感になってしまいます。
2. 黒豆
真っ黒に日焼けするほどまめに働けますようにという願いが込められています。関東では、豆にしわが寄るように煮込まれ、しわが寄るまで元気で働けるようにという意味もあるようです。
砂糖としょうゆだけで味付けする、甘さが特徴の黒豆です。長時間煮込んでいる間に黒豆が煮汁から出ていたらしわができてしまうので、常に浸っている状態にしましょう。鉄くぎを入れて煮込むとツヤが出て、より濃い黒に仕上がります。
3. 数の子
数の子の親のニシンが、「二親健在」に通じます。粒が多いことから子孫繫栄を願って食べられるのです。
普段食卓に並ぶことはあまりないのでお正月には数の子をいただきましょう。薄皮の下処理をするときは、直線側から山型の方へ向かって指を動かしてみてください。まとまった薄皮を山型の切れ目に沿って引っ張れば、房の間まできれいに取れますよ。塩抜きは端を少し食べてみて、塩気を感じるくらいがおすすめの目安です。
縁起がいいとされるおせち8選
4. えびのうま煮
えびが加熱すると背が丸くなりますよね。このことから腰が曲がるまで長生きできますようにという願いが込められています。
上品な味わいのえびのうま煮です。えびは長時間煮込んでしまうと身がかたくなりパサパサしてしまいます。弱火で数分ゆでると身もふっくらしますよ。殻はむかずに食べる直前まで煮汁に漬けておくとしっかり味が染みこみます。
5. だて巻き
だて巻きは巻物の形に似ていますね。文書などの巻物に見立て、読み書きがしっかりとでき、たくさんの知識を身につけれますようにという願いが込められています。みんながいろんな知識を身につければ、文化も発展するという意味も込められているようです。
ふんわり食感のだて巻きを作ります。卵液をフライパンで焼いたら、熱いうちに巻きすで巻いてしまいましょう。冷めてから巻くと割れの原因になってしまいます。甘いのがお好みの方は砂糖の量を増やして作ってくださいね。
6. 栗きんとん
きんとんは財宝という意味を持つ「金団」と書かれます。金銀財宝を思い出させる黄色をしていて、金運がよくなるという縁起物です。
黄金色に輝く栗きんとんを作りましょう。きれいな色を出すためには、さつまいものあく抜きはしっかりすることです。十分にできていないと黒ずんでしまいますよ。そして砂糖の代わりに水飴でもOK!砂糖よりもツヤが出ます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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