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オランダ料理とは?歴史や風土を知ろう!
オランダは、アムステルダムを首都とする西ヨーロッパの国です。ドイツとベルギーにはさまれた場所に位置し、大きさは日本の九州とほぼ同じくらいの大きさしかありません。
土地が小さく、農業に向いている国とは言えませんが、創作と努力によって豊かな食生活をしています。風を利用した風力発電も有名ですね。そんなオランダの、工夫に満ちたおいしい料理を紹介していきます。
オランダ料理の歴史
オランダでは古くから、パンを主食としています。ヨーロッパでも珍しく、日本人にとってのお米のように毎食パンを食べます。また、ニシンも昔からよく食べられていますね。14世紀末頃に塩抜きをしたニシンが流通し、そこから現在に至るまで愛され続けています。
15世紀から17世紀にかけてフランス料理が広まり、チーズやお肉、ワインなどの食材が一般家庭でも使われるようになりました。
オランダ料理の特徴
オランダ人は、野菜とお肉などを煮込んだ素朴な料理を好みます。豆類やジャガイモもよく使われていますね。倹約の精神と、あまり豊かとは言えない土壌から生まれた食生活です。
作るのが簡単で腹持ちがいい料理が多く、昔の労働者が満足できるように高カロリーであることも特徴です。
地域によって違う「オランダ料理」
オランダの国は縦に長い長方形を東に倒したような形をしています。上から北東部・西部・南部とみっつの地域に分けることができ、それぞれ土地の特徴によって料理にも違いがあります。
オランダ北東部料理
オランダの北側は、もっとも農家が多い田舎の地域です。農地自体は少ないため、ジビエや蓄産が盛んで、また海にも面しているため魚料理も豊富です。
風が強く乾燥している土地柄から、ドライソーセージや薫製ソーセージが有名。パンやクッキーも乾燥しているのが特徴で、スパイスを使って強く風味付けされており保存性が高いです。
オランダ西部料理
チーズやマヨネーズ、マスタードなどの乳製品が多く作られている土地です。ヨーロッパのなかでもダントツにバター消費量が多く、やわらかくて甘いパンが食べられています。
アドヴォカートという卵とお砂糖で作るクリーミーなお酒をご存知ですか?これはオランダ西部が原産です。乳製品と甘いもの好きが、アルコール飲料にも影響していますね。
また、ニシンやムール貝、カキやエビなどの海産物も豊富に採れる地域です。
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