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マスタードシードを活用してみよう
マスタードシードとは
マスタードシードとは、アブラナ科の一年草の種子で、その種子を乾燥させたもののことを言います。見た目は直径1~2mmの小さな球形をしており、色は種類により、黄色または褐色、もしくは黄白色が一般的です。
原産地は中央アジアから西アジア、中東、地中海沿岸にかけて広く分布しており、さまざまな料理と相性のよい香辛料として、世界中で広く使われています。
味や香り
マスタードシードは粒のままでは無味無臭ですが、すりつぶして水分と練ることで特有の辛みと香りが発生します。
種類により、マイルドな辛み、刺激的な辛み、鼻にツンとくる鮮烈な辛みとさまざまな味わいがあり、40℃くらいのぬるま湯で混ぜると辛さがより引き立つそうです。
マスタードパウダーとの違い
粒状のマスタードシードをすりつぶして粉末状にしたものがマスタードパウダーです。こちらは、辛みの強いものとマイルドな辛さのものを組み合わせるなどして、数種類のマスタードをブレンドして使うこともできます。
使い方はいたってシンプルで、ボウルかコップに必要な分量のパウダーを投入し、ぬるま湯を少しずつ注ぎながらかき混ぜるだけです。時間が経つと辛みや風味が無くなってしまうので、使用する分だけをその都度作るようにしましょう。
マスタードシードの使い方
ドレッシングやマリネ液、ピクルスに
マスタードシードは乳化作用があるので、粗くすりつぶしてドレッシングに加えると混ざりがよくなります。また、マスタードシードにお酢とハチミツ、塩を加えて1週間ほど置いておくだけで、自家製の粒マスタードを作ることも可能です。
さらに、粒のままお酢やマリネ液に漬け込み、魚や肉料理の風味付けに使用するのもおすすめ。マスタードシードをお酢や数種類のハーブと合わせ、ピクルスとしていただくのもGOODです。
炒め物やカレーのスパイスに
マスタードシードは油との相性もよく、ホールのまま肉や野菜などの炒め物に加えて、その食感を楽しむという使い方もあります。
またインド料理では、すり鉢などですりつぶしてからカレーに加えることも一般的。最初の風味付け(スタータースパイス)として使ったり、熱した油に香りを移して(テンパリング)から使うこともあります。こうすることで香りと香ばしさが増し、カレーの仕上がりにより一層深みがプラスされるそうです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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