マスタードシードの種類

マスタードシードは一般的に、ブラックマスタードシード、ブラウンマスタードシード、イエローマスタードシードの3種類に大分されることが多いようです。それぞれ味や風味が少しずつ異なり、適した料理もさまざまなので、その特徴や使い方について簡単にご説明しておきたいと思います。

ブラックマスタードシード

ブラックマスタードシードは、小粒で外皮の黒いマスタードシードのことを指します。別名「黒がらし」とも呼ばれ、3種類の中でもっとも辛み成分が強く、わさびにも似た鼻にツーンとくる辛さが特徴的です。 刺激的な辛みと風味が持ち味で、魚料理や肉料理との相性も抜群。粒マスタードの材料にも用いられています。

ブラウンマスタードシード

ブラウンマスタードシードはブラックマスタードシードと非常によく似ています。外皮の色は若干薄めですが、粒の大きさはほぼ同じ。刺激的な味わいですが、ブラックマスタードシードほどの強い辛みはありません。 魚や肉料理はもちろん、カレーの香り・辛み付けにも使用されることが多く、幅広い料理に用いられている品種です。

イエローマスタードシード

イエローマスタードシードは粒が大きく、外皮の色が薄いのが特徴的です。特に色が薄いものはホワイトマスタードシードと呼ばれることも。辛さがマイルドであることから、ほかのマスタードシードと合わせて味をまろやかにするといった使い方もされます。 また、カビや細菌を抑える成分が揮発しにくいため、ピクルスやマリネ料理に用いられることも多いです。ナッツのような香りがするので、魚料理や肉料理の風味付けにも使われます。

マスタードシードの選び方

内容量

一度開封したマスタードシードは辛みや風味が飛びやすいため、使う用途に合わせた容量のものを選ぶようにしましょう。 家庭で使うなら20gや45g入りのものがおすすめですが、ほかにも100gや500g入りの大容量タイプも販売されています。いずれにしても、一度開けたらなるべく早めに使い切るようにするのがベストです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ