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Today's Foodie
書籍、雑誌の料理撮影、企業広告、企業の商品開発など、フードコーディネーターとして活動中。近著は「飲むだけくすりス−プ」(大和書房)、「汁ものが好きなので」(池田書店)など。
手になじむものを大切に長く。
都内有数の繁華街から10分ほど歩くと、それまでの喧騒が幻聴のように感じられるほど閑静な住宅街にたどりつきます。人影のない道を歩き、美術館を横目に見ながら訪れた、やや年季の入った大きなマンション。人気フードコーディネーター、タカハシユキさんのアトリエは、そんな場所にありました。
タカハシさんのアトリエは、時間をかけて風合いを得た古材のような佇まい。床板ひとつを見ても雰囲気があり、古民家をリノベーションしたカフェを思わせます。そして、その中に整理して置かれた調理器具の数々——。どれも年季を感じさせつつ、しっかりと手入れされています。
「調理器具は、何度もふれて手になじんだものをできるだけ長く使いたいんです。間に合わせのような買い物はしませんし、選び抜いて信頼できるもの購入して、傷んで使えなくなったら同じものを買い替える。しっくりくるものが見つからなければオーダーメイド。木ベラひとつでもそうしています。だから、どれも大事に扱っていますよ」
今回は、そうして選ばれ、日々大切にメンテナンスされた調理器具8点をご紹介。良品の条件とは何か——。そんな疑問の答えとなりそうなラインナップに注目です。
1.【ナイフ】ビクトリノックス「スイスクラシック トマト・ベジタブルナイフ」
昔の上野では実演販売をよく見かけたものですよ。リアル寅さんって感じのね。はじめて「VICTORINOX(ビクトリノックス)」のナイフを買ったのはそういうお店でした。お父さんと、「これスゴイねー!」なんて顔を見合わせたりして。
価格は手頃なのにもちがよくて、このナイフはもう10年くらい使っています。切れ味もいいし、野菜もパンもスパスパいける。携帯しても邪魔にならないので、ピクニックや旅行へ持っていくことも多いですね。あ、旅行というのは国内ですよ?刃物を持ったまま飛行機にのろうとしちゃいけません。
ITEM
ビクトリノックス「スイスクラシック トマト・ベジタブルナイフ」
¥1,650〜
商品サイズ(約):55×265mm
※2018年3月13日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
2.【鍋】シリット「コンビクック」
「シラルガン」で知られるドイツの老舗キッチンウェアブランド「Silit(シリット)」の対流鍋です。「コンビクック」というのが商品名なんですけど、ふたをフライパンとして使えるんですよ。熱伝導率が高くて耐熱性なので、火力を抑えてもおいしく調理できますし、オーブン調理にも使えます。ユニークなアイテムではありますけど造り自体はシンプルで、お手入れも簡単。
それに、シラルガン素材の内側はホーローのように劣化もしませんから、何十年でも使えます。
ITEM
シリット「コンビクック」
¥34,800〜
サイズ:約32x21.7x13.1cm
※2018年3月13日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
3.【鍋】シリット「tプラス 圧力鍋」
圧力鍋を買う時はできるだけ簡素な造りのものを選ぶようにしています。シリットの2.5L圧力鍋はシンプルで洗いやすく、なんといってもコンパクト。2.5Lというサイズは重さの面でも使い勝手がいいですし、大きすぎる圧力鍋で悩んでいる人には自信をもっておすすめします。1〜2人分の蒸し料理、茶碗蒸しなどにちょうどいい大きさです。
ITEM
シリット「tプラス 圧力鍋」
¥3,080
外寸 :長さ:380mm 底径:160mm・内寸 :φ200mm 深さ:155mm
※2018年3月13日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
4.【炊飯道具】廣川 温
廣川 温(ひろかわ・あつ)さんは益子で創作活動をしている方。去年の益子の陶器市でお見かけして、その場でとても気に入って、使わせていただいています。。
この鍋で作ることが多いのはおかゆ。元は炊飯用で蓄熱性が高いので、トロ火でコトコト炊いています。煮物やスープを作ることもありますよ。調理が終わったら、そのまま食卓へ。器として使っても十分絵になるところがいいですね。
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