【状況別】水が腐る期間について

基本的に日本の水道水には塩素の消毒作用が働いているため、きれいな状態が保たれています。ただ、保管の仕方が不適切な場合、思った以上に短期間で飲めなくなってしまうこともあるんです。

水筒のお水

魔法瓶や太陽光を通さない水筒は、冷水のまま保つことで雑菌の繁殖を防げるので、直射日光の当たらない涼しい場所において3日程度、冷蔵庫の中で保存すれば10日程度は飲めるでしょう。

ペットボトルの水

ペットボトルに入った水は、未開栓ならば賞味期限まで保存可能ですが、一度口に付けたものに関しては3日以内に消費しましょう。水は太陽の紫外線に弱く、温度が上がることで雑菌が繁殖してしまう可能性があります。暑い場所や気温の高い場所は避けて、冷暗所や冷蔵庫で保管しましょう。

やかんの水

健康や美容のために、白湯を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。お湯は冷めると菌が繁殖し、腐りやすくなってしまいます。そのため、やかんのお湯はそのまま放置するのではなく、使い切るようにしましょう。

ウォーターサーバーの水

ウォーターサーバーの水には、基本的に塩素や保存料が含まれていません。サーバー内は無菌の水に微生物などが侵入してこないようにされているので、腐りにくい状態です。しかし一度サーバーから出す(注ぐ)と、不純物が紛れる可能性があるため、そのまま放置しておくのはやめましょう。

注ぐ前の賞味期限は、およそ数ヵ月~1年です。また、一度開けてしまうと外気にふれて雑菌が発生しやすくなるため、開けたら一週間ほどで飲みましょう。

水は早めに飲み切ろう!

海外に行くと、日本の水のありがたさを感じることが多いですよね。水が腐るのは、水の中に溶け込んでいるものや、周囲の衛生状態がポイントなんです。せっかく恵まれた資源ですから、おいしく飲んで、喉を潤しましょう!
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