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ミノ
牛の第1胃を指す名前で、別名ルーメンとも呼ばれます。4つある胃のなかでもっとも大きな部位で、焼くと白くなるお肉はたいへん硬いのが難点。そのため包丁で細かく切れ目を入れることで、シコシコした噛みごたえのある食感を楽しめます。焼肉のタレ焼きや薄切りの湯引きが人気です。
ハチノス
ミノに続く第2胃を指す部位名。六角形が並んだ蜂の巣のような形状の胃壁からついた名称で、弾力のある歯ごたえとコクのあるうま味が特徴です。表面の黒皮に臭みがあるため、ボイル処理をして取り除いたものがほとんどで、焼肉や湯引きのお刺身風、トリッパなどの煮込み料理に重宝されます。
センマイ
ハチノスに続く第3胃のことで、胃壁が何重にもヒダになっていることから、センマイ(千枚)と呼ばれます。臭みのある黒皮をよく洗浄して、ボイルしたものが大半で、コリコリした歯ごたえとクセの少ない淡白な味は、焼肉だけでなくセンマイ刺しにもピッタリです。
ギアラ
ギアラは第4胃の名称です。センマイに続いていて、ツヤのある身が赤いことから、地域によっては赤センマイや赤センとも呼ばれる部位。ほかの胃のように下処理もあまり必要なく、脂がのった甘くて濃厚なうま味と弾力のある食感が評判で、脂を落としながら食べる焼肉が適しています。
ヤン
ハチノスとセンマイの間にある、1頭からわずかしか取れない希少部位のホルモン。脂がのった弾力のある厚い身はハチコブとも呼ばれ、脂の甘さと濃厚なうま味で人気があります。普通の黒ヤンだけでなく、黒皮を取り除いた白ヤンもあり、量が少ないため串焼きにされることが多いようです。
豚ホルモンの代表的な部位
豚のホルモンは牛と比べて、各部位ともに淡泊でさっぱりした味わいが特徴で、それでいて独特のうま味があることで人気。豚ホルモン専門の焼肉店もありますが、焼きトンなどの串焼きに使用されることが多いです。
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