「お酒をのむ」は飲む?呑む?意外と知らないふたつの漢字の使い分け

「お酒をのむ」は「飲む」ですか?それとも「呑む」?普通に考えると「飲む」ですよね。しかし「呑む」と表記される場合もあるのです。ではどんなときに「呑む」と表記されるのでしょう。「飲む」と「呑む」2つの漢字の使い分けについてお話します。

2017年6月9日 更新

今夜はお酒を飲む?呑む?

「飲む」と「呑む」は同訓異字語です。同訓異字語とは、訓読みは同じですが、意味が違う言葉を指します。飲むは「今日はみんなで飲みに行く?」とか、自宅にお友達を招いて家飲みなど、お酒を飲むときによく使いますよね。しかし、日本酒をのむときは、呑むを使っているような気もします。そういえば、おちょこより少し大きな器「ぐい呑み」は、「ぐい飲み」とは書いていません。
「飲む」と「呑む」って、どう違うの?どう使い分ければよいのでしょう?「飲む」と「呑む」の違いについて調べてみました。

飲むと呑むの違いについて

「飲む」と「呑む」では、何かを口に入れてのみ込むという点についてはほぼ同じような意味です。しかし、何をのみ込むかによって使い方が違ってくるのです。いったいその違いとは何なのでしょうか。

飲む

液体は「飲む」、個体は「呑む」といわれているそうですが、お酒の場合は「お酒を飲む」、「お酒を呑む」どちらの表記も正しいのだとか。液体と固体の違いで表記が違うとなると、お酒は液体なので「飲む」を使うのが正しいのではないでしょうか。ほかにも、「息を飲む」「がぶ飲み」「飲み放題」も「飲む」を使います。ただし、お酒をがぶがぶのむときは、「呑む」を使います。ちょっとややこしいですね。

呑む

普通は飲まないようなものを丸ごと飲みこむときは「呑む」を使います。例えば、「蛇が蛙を呑む」です。では「薬をのむ」はどちらを使うのでしょう。薬は個体ですが、噛まずに流し込みますよね。そんなときは「飲む」を使います。また、「雰囲気に呑まれる」「要求を呑む」「涙を呑む」「固唾を呑む」など、比喩的表現に用いられることもあります。
比喩的表現に用いられる「呑む」には、「圧倒する」や「見くびる」「承諾」「表に出さない」「包み込んで見えなくする」などの意味があります。
しかし「呑」は表外漢字です。一般的に表外漢字は使いません。なので、丸のみや比喩的表現を使う場合は「のむ」または「飲む」を用います。
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peridot99

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