ライター : Hikari

管理栄養士

グリーンボールって何?特徴は?

みなさんは「グリーンボール」という野菜をご存知ですか?見た目はスーパーでもよく見るキャベツに似ていますが、どのようなものなのでしょうか。

グリーンボールは、何種類もあるキャベツのうちのひとつで丸形をしているという特徴があります。

グリーンボールの特徴

グリーンボールは一般的なキャベツに比べると小さく、重さは1kgほどです。旬は5~6月頃で、日本では主に群馬県や長野県で栽培されています。

グリーンボールは葉が内部までしっかり巻き込んでおり、内側まで緑色でつやがあります。肉厚のわりにやわらかいので、サラダや漬物などの生食やスープ、煮物などの加熱調理にも向いています。

また、栄養価が高くビタミンCやカルシウム、カリウムなどの含有量はキャベツを上回るほどです。次に栄養素について、くわしく見ていきましょう。(※1,2)

グリーンボールに含まれる栄養

栄養

  1. おなかの調子を整える「食物繊維」
  2. ナトリウムを排出する「カリウム」
  3. 丈夫な骨づくりに役立つ「ビタミンK」
  4. 抗酸化作用がある「ビタミンC」

おなかの調子を整える「食物繊維」

グリーンボール100gあたりには1.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、おなかの調子を整え、便秘対策に役立つ成分です。

食物繊維は不足しやすい成分のひとつであるため、日々の食事に食物繊維が豊富なグリーンボールを取り入れると良いでしょう。(※1,3)

ナトリウムを排出する「カリウム」

グリーンボール100gあたりに含まれるカリウムの量は270mgです。カリウムには、ナトリウムを体の外に出しやすくする作用があります。

カリウムは体液のpHバランスを保つために必要な栄養素なので、しっかり摂るためにカリウムを豊富に含むグリーンボールを取り入れると良いでしょう。(※1,4)

丈夫な骨づくりに役立つ「ビタミンK」

グリーンボール100gあたりに含まれるビタミンKの量は79μgです。ビタミンKは血を止めたり、骨を丈夫にしたりするはたらきがあります。

グリーンボールに豊富に含まれるビタミンKは脂溶性ビタミンです。吸収率を良くするためには、グリーンボールを油を使って調理すると良いでしょう。(※1,5)
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