パーツを組み合わせて作るお菓子は作る順番が大切

お菓子はパーツ作りの順番がとても重要です。レシピのように、カスタードクリームを冷やしている間にシュー皮を作ったり、シュー皮を冷ましている間にディプロマットクリームを用意したりすればスムーズに作業が進みますよ。

生地は等間隔で絞る

シュー皮は生地から出る水蒸気がオーブンの庫内に充満することできれいに膨らみます。庫内に均等に水蒸気を満たすためにも、生地は等間隔に絞りましょう。

焼けるまでオーブンは開けない

シュー皮は水蒸気の力でふっくら膨らみ、水蒸気がオーブン内に充満することできれいな形に焼き上がります。まだ生地がやわやかく生焼け状態のときにオーブンを開けてしまうと、庫内の水蒸気が逃げシュー皮がぺちゃんこに潰れてしまいます。一度しぼんだ生地はもとに戻らないので、シュー皮全体に焼き色がつくまでオーブンは開けないようにしましょう。

シュー皮は側面までしっかり焼く

クロカンブッシュはクリームたっぷりのシュークリームを積み上げて作ります。焼きが甘くシュー皮がやわらかいと、保形性が悪くなりクロカンブッシュの形が崩れてしまうおそれも。シュークリームの側面は熱源に近い上面に比べて焼けにくいので、生地を絞る際は、隣同士を近づけすぎないことが大切です。

また、しっかりシュー皮が膨らんだら、オーブンの温度を下げ(レシピでは150℃)、じっくり側面まで焼き色をつけましょう。

接着用のキャラメルはつけすぎない

キャラメルのカリカリ感が持ち味のクロカンブッシュですが、接着用のキャラメルをつけすぎると、ちぎって食べる際に苦労してしまいます。簡単に食べられるように、家で作る場合は、最低限のキャラメルで接着することをおすすめします。

下準備

・シュー皮用、カスタードクリーム用の薄力粉を振るう ・シュー皮用の卵は常温に出しておく

芯になる円錐型を作る

黒い模様の白いさらにのった、クロカンブッシュの芯となる円すい型

Photo by ヤマモトマコ

プチシューを積み上げる際に芯となる、紙型を作ります。

Photo by ヤマモトマコ

厚紙を角度約120°、半径15cmの扇形にカットします。フリーハンドでだいたいの下書きをしてカットすればOKです。

Photo by ヤマモトマコ

厚紙と同じサイズでベーキングシートもカットします。

Photo by ヤマモトマコ

扇形の半径を少し重ねてホッチキスで止め、円すい型を作ります。写真ではそれぞれ組み立てましたが、厚紙とベーキングシートを重ねて、まとめてホッチキス止めしてもOKです。

Photo by ヤマモトマコ

厚紙の円すい型のみだと、組み立てる際に使うキャラメルが紙にくっついてしまいます。ベーキングシートをプラスすることでキャラメルのくっつきを防止できますよ。

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