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ドライイーストとは
パン作りには欠かせない「ドライイースト」。ドライイーストとはその名前のとおり、イースト菌を乾燥させた食材です。乾燥しているため、すぐに浸透せず、時間をかけてイースト菌が発酵します。ゆっくり時間をかけて炭酸ガスを発生させて、パン生地を膨らませることができます。
ベークングパウダーと似ているところもありますが、膨らむ力はドライイーストの方が強いため、食パンなどふくらませるパンを作るときにぴったりだといわれています。
ベークングパウダーと似ているところもありますが、膨らむ力はドライイーストの方が強いため、食パンなどふくらませるパンを作るときにぴったりだといわれています。
ドライイーストの使い方
ホームベーカリーの場合
パンをきれいにおいしく焼く場合には、ドライイーストを入れるタイミングが重要となってきます。ホームベーカリーを使用する場合は、ドライイーストの入れ方が2タイプあります。ひとつは「専用のケースがあり、ほかの材料と分けて入れるタイプ」、もうひとつは「ほかの材料と一緒に入れるタイプ」です。メーカーによってタイプが違うので確認をしましょう。
この2つのタイプによって、ドライイーストを入れるタイミングが違うので、しっかりと説明書を読むようにしてくださいね。イースト菌は生き物なので、入れるタイミングを間違えてしまうと、死んでしまいパンを完成させることができなくなってしまいます。
専用ケースがある場合は、小麦粉などの材料を全て入れて、周りに水を加えてから、専用ケースにドライイーストを入れます。専用ケースがない場合は、先に水を入れて、小麦粉などの材料を加えて、水を粉で覆った状態でドライイーストを入れます。
ドライイーストは水に触れてしまうと、パンの膨らみが悪くなってしまう可能性があるので、順番を守りましょう。
手ごねの場合
手ごねの場合は、ドライイーストを入れる順番が非常に重要となってきます。先ほどお伝えしましたが、イースト菌は水に触れるとパンの膨らみが悪くなります。パン作りに必要な塩には少量ではあるものの水分が含まれているため、一緒に混ぜるのはやめましょう。
ドライイーストは小麦粉と一緒に混ぜ、イースト菌を分散させてあげましょう。それから、塩・砂糖などを加えて手ごねをしていきます。また、菓子パン作りに必要な卵やバター類も水分を含んでいる食材のため、一緒に混ぜるのは避けましょう。
生イーストとの違いは
同じイースト菌でも、「ドライイースト」と「生イースト」では見た目にも違いがありますが、それ以外にもパンの種類によって使い分ける必要があり、それぞれに特徴があります。
それでは2つのイースト菌について紹介していきましょう。
生イースト
生イーストはその見た目からもわかるように、粘土のような塊をしています。そしてツンとした独特のニオイがするのが特徴。
水に溶けやすいためパン作りに最適なイーストですが、実は賞味期限が約1ヶ月くらいしかもちません。パン屋さんでは多く使われていますが、一般家庭では使いにくいイーストです。
生イーストは、食パンなど強い発酵力が必要なパンに適しています。生地の伸びがよくなり、ふんわり感を出すことができます。食パン系、菓子パン系、惣菜パン系に使用すると効果を発揮してくれるんですよ。
ドライイースト
生イーストに対して、ドライイーストは見た目は、粉状で渇いています。乾燥しているため、賞味期限も長く家庭用としては使いやすいイースト菌です。実はイースト菌ってパンで使用する量は500gの小麦粉に対して、10gも使わないくらいなので、家庭用パンの量であれば基本的には余ってしまいます。
ドライイーストはあまり膨らませたくないパンに使用することが多いので、フランスパンやバケット作りに適しています。
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