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はんぺんでフワフワ伊達巻
一年の幸せをもたらすために、元旦に各家庭におりてくる年神様(としがみさま)。
お正月は、そんな年神様をお迎えして祝う大切な行事です。そしておせち料理は、年神様にお供えする特別なお料理。全部を手作りするのは大変でも、何かひとつでも自分で作ってお重詰めができたら、今まで以上におせち料理が特別なものになるかもしれません。そこで今回はフライパンを使って、魚のすり身の代わりに「はんぺん」で作るフワフワ伊達巻のレシピをご紹介します。
ちなみにおせち料理は、ひとつひとつ謂れ(いわれ)があるのですが、伊達巻の謂れ、御存知でしょうか? 昔の人は、大切な文書は巻物に装丁し、家宝にしました。伊達巻は、そんな巻物に似ていることから、文化発展を願う縁起物として考えられ、おせち料理には欠かせないお料理となっています。
伊達巻の起源は江戸時代で、古文書に南蛮菓子を模した「家主貞良(かすていら)」玉子として登場します。長崎の卓袱料理の「カステラかまぼこ」として広まり、近代になって巻かれるようになりました。伊達巻の名前は、カステラかまぼこが、伊達者たちが来ていた丹前(どてら)に似ていたことからと言われています。
【材料】(4-5人分)
・紀文はんぺん(大判) 1枚
・卵 4個
・砂糖 大さじ3
・はちみつ 大さじ1
・みりん 大さじ1
・だし汁 大さじ3
【つくり方】
1.はんぺんを細かく切ってミキサーに入れ、他の材料全てを入れて30秒~1分程度撹拌する。
2.薄くサラダ油を塗ったフライパンを充分に熱し、ぬれた布巾の上にのせて粗熱をとる。
そこに1.を流し込みフタをして、弱火で表面が乾くまで蒸し焼きにする(15分程度)。
3.焼き上がったら火からおろし、5分程そのまま放冷したのち、鬼すだれの上に焼き色の
ついた方を下にしてのせる。手前からくるくるとしっかり巻き、両端を輪ゴムで止めて
そのまま冷やす。冷めたら両端を切り落とし、更に12等分に切る。
<ポイント>
*粗熱は、ぬれた布巾の上に置いてジューッという音がしなくなったらOK
*フチが茶色くなってきたら、焼き上がりの合図。ひっくり返さず、片面だけ焼きます。
上の面を触って手に付かなければOK
*焦げ付き防止加工のあるフライパンを使うとキレイにできます。
時々フライパンを少しずらして、全体をまんべんなく焼きましょう。
*竹が三角形に削られている鬼すだれを使うと、キレイな波模様ができます。
もちろん普通の「巻きす」を使っても問題ありません。
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