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和食の基本「だし」をもっと簡単に
みそ汁やお吸い物などの汁物はもちろん、煮物や和えものなど、和食の献立に欠かせない「だし」。本来ならば一番だしを丁寧にとってから、二番だしをとって…というステップを踏みますが、忙しい毎日の中ではそうそう時間をかけていられません。
そこで今回は、暑い季節にぴったりの楽ちんなだしの取り方から、電子レンジでできる時短だしなど、時間がない&手間が億劫なときに役立つテクニックを紹介します。
かつおぶしに熱湯をかけてこす
大鍋にお湯を沸かして煮立ったらかつおぶしを入れて…という時間がないときは、ボウルの上にざるを重ね、そこにかつおぶしを入れて熱湯をかけてこすだけで、簡単に和風だしが作れます。
少量使うときはレンジで時短だし
和えものやおひたしなどに「大さじ1」など少量のだしが必要なときは、耐熱容器にかつお節と水を入れてラップをし、レンジで1分ほど加熱。そのまましばらくおいて冷ましてから、茶こしなどでこして必要な分だけ使いましょう。余ったら製氷皿に入れて小分けにして冷凍保存しておくと重宝します。
煮干し+水を一晩冷蔵庫に寝かせる
密閉ビンなどに水1リットルと40グラムの煮干し(750mlに対しては約25グラム)を入れ、一晩(5~10時間ほど)冷蔵庫で寝かせるだけでさっぱり上品な煮干しだしが取れます。煮干しはザルでこして使ってください。
時間がないときの昆布だしの取り方
昆布だしを取るときは、あらかじめ1時間くらい水につけておいてから、火にかけるのがセオリー。ですが時間がないときは、鍋にお湯を入れて沸騰したら火を止め、昆布を入れて10分くらい浸してもおいしいだしが取れます。
煮物にあとちょっとコクがほしいとき
和風の煮物や炒めものをしている最中に「もう少しだけコクがほしいかな?」と思ったら、鍋にかつおぶしを投入。おかか和えのような感覚で、他の材料と一緒に煮てしまいましょう。味に深みが出て煮物や炒めものがぐっとおいしくなります。
市販のだしパックや顆粒だしも便利だけれども、自分で取るだしのおいしさはやっぱり格別。便利なテクニックを覚えて毎日の料理でぜひ役立ててください。
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