ライター : 夏目ミノリ

webライター / 斧を使う薪割り女子 / 製菓衛生師 / 調理師

フローズンコーラの作り方を丁寧に紹介します!

Photo by 夏目ミノリ

夏に飲みたくなる、シャリシャリひんやりの「フローズンコーラ」。専用自販機でなくても手作りできるのですが、意外にむずかしく、失敗している方も少なくないようです。

そこで本記事では、フローズンコーラの作り方と一緒に成功のコツを紹介します。実は、一度フローズンコーラ作りに失敗している筆者。そんな経験をもとに意識すべきポイントをしっかりお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

フローズンコーラの作り方

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フローズンコーラは、冷凍中にとにかく衝撃を与えないことが大切です。作る前に、「しばらく冷凍庫を開ける用がないか」を家族に確認してから作り始めましょう!

SNSには「作ってみたら中身が爆発した」という投稿がいくつかありました。本記事ではその辺りの注意点も記載していますが、場合によってはトラブルが起こるおそれがございます。安全性に十分気をつけ、お子さんだけでは作らないように注意してください。

また、同じやり方で作ってもちょっとした条件の違いで失敗するケースもあります。失敗することも加味した上で「作ってみたい」という方は、安心できる環境で、十分注意しながら挑戦してみてください。

1. コーラを振る

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まず、未開封のコーラ(500ml)をしっかり振ります。どれくらい振るかの目安は、ペットボトルが膨らんでかたくなったと感じるくらい。振りすぎると中身が爆発するおそれがあり、逆に振りが足りないと過冷却しにくくなります。筆者は、約1分くらい振りました。

フローズンコーラを作るためには、ペットボトルをしっかり振ることが重要です。コーラを振ると、二酸化炭素が液体から抜け、容器内の圧力が上がります。容器内の気圧が高くなることで液体が凍りにくくなるため、過冷却も成功しやすくなりますよ。

2. 冷凍庫で2時間冷やす

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しっかり振ったコーラを、冷凍庫に入れて冷やします。

冷却時間の目安は2時間です。使うコーラが冷えているか、常温かで冷やす時間が変わってくると思います。筆者は冷えたコーラでフローズン作りに挑戦して、2時間くらいでちょうどいい感じになりました。おそらく、常温のコーラだともう少し時間がかかるでしょう。

また、冷凍庫の機種によっても冷やす時間が変わります。 “2時間” はあくまで目安として、ときどき様子を見ながら時間を調整してくださいね。

冒頭でもお伝えしたとおり、冷凍中にとにかく衝撃を与えないことが大切になるため、横向きではなく縦に置くようにしましょう。

3. キャップをはずし、グラスに注ぐ

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冷凍庫から、衝撃を与えないようにそっとコーラを取り出します。ここでペットボトルに衝撃を与えてしまうと、コーラが結晶化し始めてしまうので、気をつけてくださいね。

キャップをはずす前に、コーラがこぼれてもいいように受け皿やタオルを用意しておきましょう。

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いよいよキャップをはずす作業です。コーラを振った状態で冷凍しているので、勢いよくキャップをはずすと中身が爆発するおそれがあります。

まずは軽くキャップをゆるめ、「シュー」と静かに空気が抜けていくのを確認しながら、必ずゆっくりキャップをまわしましょう。

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グラスにコーラを注ぐときに、液体が徐々に結晶化していけば、フローズンコーラは成功です♪

「凍っちゃった…」場合のリカバリー方法

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コーラの過冷却に成功している場合、冷凍庫から出したコーラは液体のままです。冷凍庫からコーラを出す段階で固まっていたら、「失敗したかも……」と思ってしまいますよね。

筆者もコーラを3時間30分冷凍してみたところ、ペットボトル全体がガチガチに固まり、失敗を確信しました。

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しかし、よく見るとコーラ氷は細かい穴だらけで、押すとほろほろと崩れるもろさに。

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もともと二酸化炭素が混ざっている液体なので、水を凍らせた氷ほどガッチリ固まらないのかも……?と、再びキャップを閉めて思いっきりシェイクすると、氷が細かくなり、見事なフローズンコーラができました。

過冷却には失敗していますが、フローズンコーラとしては成功!もしも過冷却がうまくいかなかった場合は、氷を崩すことでフローズン化する場合もあるので、ぜひやってみてくださいね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。

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