食感が引き締まる。刺身を「塩水」で洗う方法

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刺身を塩水で洗う方法は、流水で洗うより水っぽくならず、食感が引き締まって刺身のおいしさがアップするのが魅力。ただし、常温やぬるい塩水で洗うと、刺身の食感や旨味が損なわれやすいため、かならず冷たい塩水で洗ってください。

さくを購入した場合は切らずにそのまま塩水で洗いましょう。さくのままでも臭みが軽減し、食べる直前に切り分けるほうが刺身本来の旨味を味わえますよ。

材料

・刺身……適量
・氷水……(水400cc+氷100g)500cc
・塩……大さじ1杯

1. 塩水を用意する

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氷水と塩を混ぜて、塩分濃度3%の冷たい塩水を作ります。塩の粒が消えるまでしっかり混ぜます。

2. 刺身を浸して水気を拭く

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刺身を浸してやさしくボウルを3~4回混ぜてそのまま1分置き、キッチンペーパーで水気を拭いて完了です。

塩水で洗った刺身の味わいは?

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まぐ、たい、サーモンすべてに塩水の塩味がほんのりとつきましたが、自然な塩味でしょうゆを少しつけるとちょうどいい塩梅です。ごく薄味がお好みであれば、たいとサーモンはそのままでおおいしく食べられます。

まぐろは特有の酸味や風味が残っているので、しょうゆをつけて食べるほうがおいしいです。たいは甘みが引き立ち、サーモンはねっとり濃厚な旨味を感じられます。食感はどれも少し引き締まっていました。

旨味が引き立つ。刺身を「ブライン液(水+砂糖+塩)」で洗う方法

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食べるまでに少し時間がとれる場合は、ブライン液で洗う方法がおすすめです。ブライン液は砂糖と塩があればすぐに用意できます。10分程度浸けるだけで、刺身の旨味が濃厚に感じられ、食感の良さがアップするのが特徴。

ブライン液で洗う場合は、冷蔵庫に入れてしばらく冷やし、魚の旨味を引き出すのがポイントです。長く浸けすぎると塩と砂糖の味が染みるため、15分以上浸けるのは避けましょう。さくを購入した場合はそのまま浸けてください。
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