ライター : Uli

フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター

カツオのステーキ

Photo by Uli

調理時間 15
かつおの表面をさっと焼くステーキです。香ばしさと旨味を楽しめるよう、しょうゆとバターのソースをかけて仕上げます。かつおの刺身に飽きた方や生魚が苦手な方にぴったりの食べ方ですよ。かつおの臭みを軽減しておいしく仕上げるコツもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

材料(2人分)

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コツ・ポイント

  1. かつおに塩をまぶして出てくる水分を拭くことで臭みを抑える
  2. 薄力粉をまぶしてかつおがパサつくのを防ぐ
  3. 強めの中火でさっと加熱して表面にだけ火を入れる
  4. 焼き時間の目安は、レアに仕上げたい場合は、各面を強めの中火で30秒から1分ずつ。ミディアムレアは各面を中火で1分から1分半ずつ、中心に少し生部分を残すウェルダンは各面を中火で2~3分ずつ。(かつおの厚さによって加熱時間は異なります。)

作り方

1.にんにくを薄切りにしてかつおに塩をまぶす

かつおに塩をまぶしてにんにくを輪切りにした様子

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にんにくを薄切りにし、かつおの全面に塩をまぶして5~10分置きます。
かつお表面にキッチンペーパーをつけて水分を拭く様子

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出てきた水分をキッチンペーパーで拭きます。

※水分に臭みが含まれるため、塩をふって出てくる水分は丁寧に拭くのがポイントです。

2.薄力粉をまぶす

かつおの表面に薄力粉をまぶす様子

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薄力粉を全体に薄くまぶします。

※薄力粉をまぶすことで火が入りすぎてパサつくのを防ぎ、かつおの旨味を閉じ込めて香ばしさを出します。

3.にんにくを炒める

フライパンで薄切りにんにくを炒める様子

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オリーブオイルとにんにくをフライパンに入れ、弱火でにんにくが色づくまで炒めます。にんにくがこんがり色づいたら取り出します。強い火力で炒めるとにんにくがすぐに焦げるので、火加減とにんにくの色に注意します。

4.中火でかつおの各面を焼く

フライパンでかつおを焼く様子

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強めの中火に火力を上げてかつおを入れ、各面1分ずつ焼きます

※焼いている間のかつおは崩れやすいため、なるべく触らないようにし、返すときはフライ返しやヘラでそっと動かします。

5.かつおを取り出してソースの材料を入れる

ソースの材料をフライパンに入れた様子

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火を止めてかつおを取り出し、余熱でしょうゆとバター(無塩)を入れてさっと混ぜます。バターが溶けたら、食べやすい厚さに切ったかつおにかけて完成です。

レア?ミディアムレア?好みの焼き加減に仕上げるコツ

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レアに仕上げたい場合は、各面を強めの中火で30秒から1分ずつ焼いてください。ミディアムレアは各面を中火で1分から1分半ずつ、中心に少し生部分を残すウェルダンは各面を中火で2~3分ずつが目安です。

ただし、かつおの厚さによって加熱時間は異なります。かつおの側面(断面)を見ると、表面から中心に向かって色が変わってくる様子が分かるので、焼きながらどのくらい火が通っているのか確認しながら焼いてください。

よくある質問

かつおのたたきでも作れますか?

かつおのたたきで作る場合は、塩をまぶす工程を省略し、水気を拭いて薄力粉をまぶして焼きます。火力はやや強めの中火にして焼き時間は短めにしましょう。表面に火が入っているため長めに焼くと、表面がボロボロに崩れやすいので注意してください。

ソースのアレンジはできますか?

しょうゆと同量のみりんをさっと煮立たせ、甘辛いソースにするアレンジがおすすめです。しょうゆの代わりにレモン果汁やポン酢しょうゆを使って、酸味のあるソースにしてもおいしいですよ。

子供向けのアレンジはありますか?

お子さんが食べる場合は、マヨネーズを添えるか、しょうゆ、みりん、マヨネーズを同量ずつ煮て作るソースで食べるアレンジがおすすめです。マヨネーズを加えることで味付けがマイルドになって食べやすくなります。

刺身に飽きたらかつおステーキを作ってみましょう

かつおステーキの表面は肉のような食感で、中心は刺身の食感が残っています。パサつきがなくしっとりやわらかい食感は絶品です。臭みがほぼなく、バターの風味としょうゆの塩気がしっかりついて食べやすく、ごはんにもパンにも合いますよ。

カリカリに揚げ焼きにしたにんにくといっしょに食べると、パンチのある香りと食感がアクセントとして楽しめます。かつおを刺身以外で楽しみたくなったらぜひお試しください。

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