「トリック オア トリート」の意味

日本語で「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」といった意味のある「トリック オア トリート」はハロウィンの合言葉です。古代ケルト人の風習に、死者が天国に行けるようにソウルケーキ(スパイスやドライフルーツなどが入ったケーキ)を用意するものがあります。

このソウルケーキがない死者は現世を彷徨う悪霊になってしまうとされています。「ケーキ(お菓子)をくれないと天国に行けないよ!」といった言葉が「トリック オア トリート」の語源の1つです。

「トリック オア トリート」は主にアメリカのハロウィンでおこなわれ、日本にはあまりこの風習はありません。

ハロウィンが世界に広がった理由はアイルランドからの移民

日本を含む、現在世界的に認知されているハロウィンはアイルランドのサウィン祭が元になったものではなく、アメリカで変化したものです。1840年代にアイルランドからアメリカへ多くの人が移民として訪れました。

その際にサウィン祭もアメリカに持ち込まれ、ランタンにかぶではなくかぼちゃを使うなど現在知られているハロウィンの形になり世界中に広まりました。

ハロウィンで食べられる食べ物

ここでは、アイルランドやアメリカ、日本のハロウィンで食べられる食べ物を10選紹介していきます。

コルノカノン

コルノカノンとはアイルランドのハロウィン伝統料理で、マッシュポテトの中に刻んだキャベツやベーコン、香味野菜をたっぷりと混ぜ合わせたものです。牛乳やバターもで味付けをしており、シンプルな味わいでありながらクリーミーでボリュームがあります。

バームブラック

バームブラックはアイルランドで食べられるハロウィンの伝統菓子です。紅茶・シナモンなどのスパイス・レーズンなどを混ぜ込んだフルーツケーキのような味わいとなっています。
パウンドケーキ型で焼き上げることも多いですが、バームブラックはバターをほとんど使用しないため、あっさりとしつつもしっとりとしたケーキです。

ボクスティ

ボクスティはアイルランドの中でも北部アルスター地方でハロウィン時期を中心に食べられています。ジャガイモパンケーキとも呼ばれており、つぶしたじゃがいもに小麦粉や卵などを加えて、パンケーキのように平たく焼いた家庭料理です。簡単に作れてシンプルな味わいなので、目玉焼きやベーコンなどと一緒に食べることもあります。
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