ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

北の名店「らーめん山頭火」監修のチャーシューがコストコで買える!

Photo by okamagami

ラーメン大国北海道の中央、旭川市に本店を構える「らーめん山頭火」。ラーメン好きなら一度は耳にしたことがあるだろう、北海道を代表するラーメン店のひとつです。そんな「らーめん山頭火」監修のチャーシューが、コストコで購入できますよ!

北海道出身の筆者は「山頭火」という名前を聞くだけで、やわらかくジューシーなチャーシューが頭に浮かび食欲をそそられるほど。この記事では、そんな北の名店が監修したチャーシューのおいしさを、余すことなくお伝えします!

「らーめん山頭火」とは?

「らーめん山頭火」はクリーミーでコクのある豚骨スープと手間ひまかけた自家製チャーシューで人気を博し、国内外に多くのファンを持つ日本を代表するラーメン店です。1988年の創業当時は地元民に愛される地域のラーメン屋でしたが、徐々に口コミでおいしさが広まり、今では海外にも店舗を構えるほどの名店になりました。

もともと寒さの厳しい北海道において、身体を温めるラーメンは地元民にも人気のメニューです。とりわけ極寒の地である旭川のラーメンは、油分で膜を張った冷めにくいスープが主流。また「味噌は札幌、塩は函館、醤油は旭川」と昔からいわれるほど、旭川では醤油ラーメンが一般的でした。(※1)

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そんな旭川で山頭火が一石を投じた塩ラーメン。油分が少ないさっぱりとした函館の塩ラーメンとは異なり、白濁した濃厚な豚骨スープの塩ラーメンは当時目新しく、地元住民の行列が絶えませんでした。

そしてスープ以上に衝撃を受けたのが、チャーシューのおいしさです。ぷるんと揺れる大きなチャーシューをひと口かじると、体温でホロホロとあっという間に溶けてなくなり、口の中に旨味と甘味とコクがいつまでも残るのです。筆者が初めて食べたのは小学生くらいでしたが、「このチャーシューだけでも持ち帰りたい」と子どもながらに思いました。その夢がコストコのおかげで30年以上の時を経て叶うとは、感慨もひとしおです。

「らーめん山頭火チャーシュー」味は?

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「らーめん山頭火チャーシュー」の製造元は伊藤ハムで、らーめん山頭火はあくまで監修のため、店舗とまったく同じチャーシューがパッケージされているわけではありません。しかし、その味と食感は店舗さながら。口に入れたときのとろけ具合に、中までじゅわっと染み込んだ醤油ベースの味やわらかくジューシーなチャーシューのおいしさは、店舗のものと遜色ないように感じます。

そして、どうしても再現度を高めたくなった筆者は奥の手に出ることに。地元に住む妹から、山頭火のインスタントラーメンを送ってもらいました。実は北海道のスーパーでは、山頭火のインスタントラーメンが何種類も販売されています。

やっぱりコレ!「らーめん山頭火チャーシュー」で本場さながら「しおらーめん」

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さっそく作ったインスタントの山頭火ラーメンに、コストコの「らーめん山頭火チャーシュー」をたっぷりのせていただきます。山頭火「しおらーめん」の再現には、刻みネギとカリカリ梅も欠かせません。かねてより山頭火のカリカリ梅が好きな筆者は、同じくコストコで販売されている「大森屋カリカリ梅赤しそ」をたっぷりのせました。

温かいスープの中に入れたチャーシューから、じんわり染み出るキラキラの脂。旨味を凝縮したチャーシューはシンプルな塩味を活かしつつ豚骨の濃厚さと調和し、しつこさがありません。やはり山頭火のチャーシューは、アツアツの豚骨スープの中でこそ真価を発揮するようです。

そのままでもおいしい!「らーめん山頭火チャーシュー」のおすすめの食べ方

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味やコクがたっぷり染み込んでいる「らーめん山頭火チャーシュー」は、火を通してそのまま食べても絶品です。薄く切ってフライパンでこんがり焼くだけで、おいしいおつまみが完成します。おすすめは2mmほどの薄さ。カリッと焼き上げることで、お肉のジューシーさがより一層際立ちますよ。

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もちろん、定番のチャーシュー丼も外せません。ご飯のうえにのせるなら、4〜5mmほどの厚さにして、やわらかさを残すのがおすすめ。滲み出たチャーシューの甘辛いタレがご飯に絡み、箸が止まらなくなります!

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最後にご紹介するのは、炊き込みご飯です。筆者はコストコの常温コーナーで、「らーめん山頭火チャーシュー」と同じく山頭火が監修した「炊き込みご飯の素」を発見しました。パッケージには「お好みのお肉を加えても、そのまま炊いてもOK」と書かれていますが、これは山頭火のチャーシューをぜひとも入れて炊きたい…!

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作り方は、とっても簡単。いつもの炊飯に、「炊き込みご飯の素」と「らーめん山頭火チャーシュー」を100〜150g入れるだけです。

できあがりの色は思っていたよりも薄めですが、ひと口食べると、色味からは想像もつかないほど濃厚なチャーシューの脂の旨味が口いっぱいに広がりました。炊飯により醤油の香ばしさと甘じょっぱいタレのかおりが増し、これもまた手が止まらないおいしさです。

「らーめん山頭火チャーシュー」の保存方法

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「らーめん山頭火チャーシュー」の賞味期限は製造から約25日、購入のタイミングによって20〜25日の間で前後することが多いようです。ビッグサイズのチャーシューなので、期間内に食べきれない方は冷凍保存しましょう。

冷凍する際は、1回の使用量100〜150gずつ3〜4個に切り分けて保存するのがおすすめです。ひとつずつラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍してください。薄くスライスしたい場合も、冷蔵の状態より凍っているほうが包丁で切りやすいですよ。冷凍庫から出して10分くらい常温に置いておけば、1mm幅のスライスもお手の物です。
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