ライター : 相羽 舞

管理栄養士

離乳食中期にキャベツを与える際のポイント

ポイント

  1. 葉先を使用する
  2. やわらかくなるまで加熱し粗くすりつぶす
  3. ほかの野菜や果物と合わせて、1食あたり20~30gを目安に与える

葉先を使用する

離乳食中期(生後7~8か月頃)の赤ちゃんには、舌でつぶせるくらいの固さにしてあげるのが目安です。そのため、やわらかい葉先の部分を使いましょう。繊維を断つように切ると、すりつぶしやすくなりますよ。(※1,2)

やわらかくなるまで加熱し粗くすりつぶす

キャベツの葉先の部分を使い、やわらかくなるまでしっかり加熱しましょう。赤ちゃんは細菌に対する抵抗力が弱いため、離乳食を調理する際は衛生状態に十分配慮しておこなってくださいね。赤ちゃんの発達に合わせて、粗くすりつぶしましょう。水分を足してしっとりさせてあげると食べやすくなります。(※1,2)

ほかの野菜や果物と合わせて、1食あたり20~30gを目安に与える

1食あたりの量は、キャベツとほかの野菜や果物を合わせて20~30gが目安です。目安なので、必ずこの量でなければいけないわけではありません。赤ちゃんに合わせて無理なく調整してあげましょう。(※2)

【Q&A】離乳食用に作ったキャベツは冷凍保存できる?

A:冷凍保存できます。

加熱調理したものを十分に冷ましてから、1食分ずつ小分けにして冷凍するとよいでしょう。冷凍保存したものを使うときは、解凍するだけではなく、しっかり再加熱してから与えてください。冷凍した日付を書いておき、1週間を目安に使い切るようにしましょう。(※1,3)

【Q&A】キャベツの芯は離乳食に使えない?

A:工夫すれば使えます。

芯の部分は硬いため、活用する場合はすりおろして使うようにしましょう。繊維の多い筋の部分は繊維を断ち切るように切ると食べやすくなります。工夫すれば使うこともできますが、赤ちゃんが食べやすいよう離乳食には葉先を使用して、筋や芯の部分は大人の食事に使うのがおすすめです。(※1)
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