食べ物のお供えの仕方

月見団子や果物などの食べ物は、月がよく見える場所にお供えすると良いでしょう。窓際や縁側などがおすすめですよ。団子は15個並べる地域が多く、ピラミッド型になるように重ねるのが一般的です。野菜や果物は生のままでも調理したものでもOK。

なお、中秋の名月では魔除けや豊作祈願の意味をこめてすすきを飾ることが多いです。花瓶に活け、食べ物と一緒に見栄えよく飾ると雰囲気がアップしますよ。

お供えした食べ物はいつ食べる?

中秋の名月でお供えした食べ物は、お月見をしながら食べましょう。お供えした食べ物をいただくことで、神さまとつながることができるとも考えられています。もちろん、お供えして少し経ってから食べても構いません。無駄なくおいしくいただいてくださいね。

秋の行事食。中秋の名月に食べたいおすすめ料理

【主食】月見そば

Photo by macaroni

調理時間:10分

空に浮かぶ満月に見立てた「月見そば」は、中秋の名月の主食にぴったりです。だし汁に薄口しょうゆを使うことで、黄身の色が映えますよ。卵は直接割り入れず、小さな器に割ってからうつしてもOK。

【主菜】栗と鶏手羽先のこっくり煮

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調理時間:40分

中秋の名月にお供えすることが多い、栗で作る甘辛い煮物です。生栗は下処理がむずかしい、という方もむき甘栗なら簡単。鶏手羽先の旨みと栗のほくほく感に箸が止まりません。月見酒のお供にもおすすめですよ。

【副菜】里芋田楽

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調理時間:30分

ゆで里芋に田楽みそを塗る田楽は、素朴なおいしさが魅力のひと品です。竹串に刺した見た目がかわいらしく、子どもにも喜ばれますよ。中秋の名月を眺めながら、片手でつまめる手軽さも良いですね。

【汁物】いわしのつみれ汁

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調理時間:30分

中秋の名月の日にちは月の満ち欠けによって毎年異なるものの、9月上旬から10月上旬。もっとも多い9月下旬は、夜になると少し肌寒く感じることもありますよね。いわしのつみれ汁は、外でお月見をしたあとにもってこいのひと品。いわしのだしが野菜に染みて絶品です。
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