賞味期限切れバニラエッセンスはいつまで使える?

品質・香りが落ちていない限り使える

賞味期限が切れて劣化したバニラエッセンスは、バニラの香りがしなくなったり、本来はしないにおいが感じられたりすることがあります。このような状態のバニラエッセンスに関しては、使用を避けるべきでしょう。

逆にいえば、そのような品質の劣化や明らかな異常が見られないようなら、使用することができます。

賞味期限の設定方法

期限切れのものがいつまで使えるか見ていく前に、賞味期限の設定方法について確認しましょう。

賞味期限は検査によって出された「可食期間(最大の保存期間)」に1未満の「安全係数」をかけて設定されています。ちなみに安全係数は0.7~0.9の間で設定されることが一般的です。

安全に食べられる期間にさらに1未満の数をかけることで、賞味期限を短めに設定し、安全性を高めているわけですね。(※7)

賞味期限切れバニラエッセンスの使用可能期間

仮に安全係数を0.8とすると、賞味期限1年のバニラエッセンスの可食期間は450日程度で期限切れから90日間(約3ヶ月)はもつ計算です。同様に計算すると、賞味期限2年のものの可食期間は900日で期限切れから180日間(約6ヶ月)はもつことに。

もとの賞味期限が長いほど、可食期間も長くなります。ただし、これは未開封で正しい保存方法を守っていた場合の話です。開封後は徐々に品質が劣化していくので、早めに使い切るようにしましょう。

バニラエッセンスの正しい保存方法

未開封のバニラエッセンスは、直射日光・高温多湿の場所を避けての常温保存が基本です。ただし、未開封の状態であっても、バニラエッセンスは冷蔵庫で保存したほうが日持ちするといわれています。品質を維持したい場合は、未開封のものも冷蔵庫に保存するようにしましょう。

開封後は冷蔵保存する

冷蔵庫で保管することで、温度変化の影響を受けにくくでき、劣化を遅らせることができます。未開封でも冷蔵保存したほうがいいとお伝えしましたが、開封後は必ず冷蔵保存しましょう。

バニラエッセンスのにおいが外に漏れ出るのを避けるためにも、蓋はしっかりと閉めるようにしてください。におい移りが心配な場合は、密閉袋やさらに大きめの瓶に入れて保存するといいでしょう。

賞味期限切れのバニラエッセンスの使い道

賞味期限が切れたバニラエッセンスを消費したいけど、お菓子作りに使うのは心配……そんな場合でも、上手に消費する方法があります。以下でどんな方法があるか紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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