粉が固まっている・サラサラしていない

前述したとおり、ベーキングパウダーは開封後に徐々に水分を吸って、膨らませる力を弱まらせていきます。水分を吸うと、粉が固まっているとか、サラサラしていないとかいった状態になることが。

この状態のベーキングパウダーを使っても、料理が上手に仕上がらない可能性があります。先ほどの「膨らませる力の確認方法」を試しても効果が確認できない場合は、処分することがおすすめです。

カビが生えている・虫がわいている

ベーキングパウダーが傷むと、カビが生えたり、ダニなどの虫がわいたりすることがあります。カビや虫は体内に取り込むと、健康上の問題が発生することが多く、注意が必要です。

見たときにカビや虫らしきものがあった場合は、使用せずに処分するようにしてください。見た目ではわからなくても、長期間保存していて心配な場合は、使用を避けたほうが無難でしょう。

変色している・嫌なにおいがする

ベーキングパウダーにカビが生えると、見た目・においに異常が見られることが。粉の表面を見たときに変色していたり、においを嗅いだときに普段とは違うにおいがしたりした場合も、使用を避けてください。

ベーキングパウダーの保存方法

ベーキングパウダーは常温保存が基本

ベーキングパウダーは高温多湿を避け、冷暗所で常温保存が基本です。保存の際は湿気を避けることが大事。

アルミ製の袋に小分けになっているタイプは、開け口を数回折り曲げて閉じ、テープでとめて密閉保存します。缶入りのタイプは、しっかりと蓋を閉じてから密閉袋などに入れて保存しましょう。乾燥剤を入れるとなおいいですよ。

ベーキングパウダーは冷蔵・冷凍可能?

ベーキングパウダーを冷蔵・冷凍保存することはおすすめしません。冷蔵・冷凍しておくと温度変化によって袋・容器に結露が生じやすく、中身が湿気って膨らませる力が弱まってしまいます。

家に冷暗所がなくどうしても冷蔵・冷凍したい場合は、温度変化に気をつけて密閉保存するようにしてください。

賞味期限切れベーキングパウダーの使い道

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