柑橘系の果汁

レモンと同じ、グレープフルーツ・ゆず・かぼす・すだち・シークヮーサー・ライム・オレンジ・いよかんなどの柑橘類の果汁は、レモン汁の代用になります。

特にジャム作りにおいて、柑橘類にはペクチンに含まれていることが多く、レモン汁の代わりに使えるでしょう。レモンの風味を効かせる料理やお菓子作りでも、同じ柑橘類であればそこまで差がなく仕上げられます。

しかし、ジュースの場合は加糖であることがほとんどで、酸味よりも甘みが強く出てしまうため代用に向かないことも。また、ゼラチンを使用するゼリー作りでは、レモンをはじめとする柑橘類の果実や果汁を多く使うと、ペクチンや酸の影響で固まりにくくなるので注意しましょう。
▼レモン汁の代用品の特徴まとめ
代用品の種類特徴
ポッカレモン・生レモンと同じ使い方が可能
・保存がきく
・サイズ展開が豊富
お酢・レモン汁より酸味が少ない
・代用の際は量を調整
・レモンの風味を活かす料理には向かない
・アボカドの変色止めに使える
ワインビネガー、りんご酢・レモンの風味を活かす料理には向かない
・レモン汁より風味・コクが強い
・代用の際は同量か若干少なめに
食用クエン酸・シンプルに酸のはたらきを得たい場合に有効
・お菓子作りで代用するのに向く
・計量しやすい、日持ちするというメリットも
ヨーグルト、サワークリーム・チーズケーキや生クリームに使うのに向く
・たんぱく質の凝固作用はない
柑橘系の果汁
(グレープフルーツ、ゆず、かぼすなど)
・ジャム作りに使用可能
・レモンの風味を活かすお菓子作りの代用に
・ジュースは甘みが強いので使用に注意

レモンの代用にならないものは?

柑橘類はレモン汁の代わりになる旨をお伝えしましたが、じつは代用に向かないものもあります。それがみかん。みかんは酸味が少なく甘みが強いため、同量では代わりになりません。

酸味を出そうとしてより多くのみかん汁を加えると、逆に甘みが強く出てしまいます。場合によっては代用可能なときもありますが、基本的にみかんはレモンの代用品としては使えないので注意しましょう。

用途によってレモン汁の代用品を見極めよう

使う量も頻度も人によってさまざまであるレモン汁は、生レモンの状態で常備しておくことがむずかしいですよね。そのため、レモン汁が手元にない場合の代用アイデアは、覚えておいて損はありません。

代用品を使うときは、向き不向きを考えて選ぶことが大切です。この記事を参考に、用途やシーンに合わせた食材・調味料でレモン汁の代わりを選ぶようにしましょう。
※掲載商品の情報は公開時点のものです。店舗によっては取り扱いがない、または販売終了している場合もありますので、あらかじめご了承ください。

まとめ

  1. レモン汁はクエン酸による酸味が特徴で、料理に使うとアクセントになったり味が締まったりと、さまざまなメリットがある
  2. レモン汁には香り付け・臭みが取れる、食材の変色を防ぐなどの役割がある
  3. レモン汁の代用には、ポッカレモン、お酢、ワインビネガーやりんご酢などがある
  4. 柑橘類でも基本的にみかんはレモンの代用品としては使えない
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