バランスの良い食事を摂る

一日3食、バランスのよい食事を規則正しく摂ることは、自律神経を整えるうえで重要です。ごはんや麺類などの主食、肉や魚などを使う主菜、野菜やきのこなどを使う副菜をそろえましょう。

また、鉄が不足すると、貧血によるめまいにつながります。かつおや小松菜、納豆などさまざまな食品から鉄を摂ってくださいね。(※4,11,18,24)

めまいを感じたら「耳鼻咽喉科」へ

竹内先生:
「めまいの60%ほどは内耳に関係しているため、めまいの症状が気になる場合は、まず耳鼻科を受診しましょう。原因に合わせて薬物療法や運動療法、生活習慣の指導などの治療がおこなわれます。

また、脳の病気や突発性難聴に関係しているおそれがあるため、自己判断は避けましょう。内耳が原因でない場合、脳神経内科や心療内科での診察が必要な場合もあります。

めまいは専門医であっても診断に難渋する場合があるため、可能な範囲で詳しく症状を伝えるようにしてくださいね」

めまいの原因を知って対策しよう!

めまいの原因はさまざまですが、貧血が原因の場合は鉄が豊富な食べ物を摂ることで対策できると言えます。ただし、特定の食べ物を摂ればめまいが起こらなくなるというわけではありません。

なお、内耳や脳に障害があってめまいの症状が出る場合、病院での治療が必要です。めまいの原因を自覚することはむずかしいため、まずは耳鼻科で診察を受けることをおすすめします。
【参考文献】
※11 八訂食品成分表2021|女子栄養大学出版部
(2022/03/17参照)
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