豆乳

豆乳には鉄が多く含まれており、貧血によるめまいの対策に役立ちます。調製豆乳と無調整豆乳では鉄の量が同じなので、飲みやすいほうを選んでくださいね。味付きの豆乳飲料は比較的鉄が少ないため、栄養成分表示を確認して選ぶことをおすすめします。

豆乳に含まれる非ヘム鉄は、吸収率が低いのがデメリット。鉄の吸収を高めるビタミンCや、動物性たんぱく質が豊富な食材と組み合わせてくださいね。(※4,11,13)

オレンジジュース

オレンジジュースには鉄の吸収を促すビタミンCのほか、クエン酸が多く含まれています。クエン酸には鉄をはじめとするミネラルの吸収を助ける作用があり、効率よく栄養を摂るのに役立つ成分です。

ストレートや濃縮還元タイプのオレンジジュースを選ぶと、ビタミンCを多く摂れます。貧血によるめまい対策として摂り入れてみてはいかがでしょうか。(※4,11,14,15)

医師が答える!めまいにまつわるQ&A

Q. めまいがするのは、何不足なことが多い?

A.  脱水などの水分摂取不足、ビタミンB12不足なことが多いと考えられています。

ビタミンB12不足は、アルコール多飲や菜食主義のかたに認められることがありますよ。

Q. 肩こりが原因のめまいもある?

A. 肩や首のこりが原因となるめまいは「頸性めまい」と呼ばれています。

自律神経の近くにある肩や首にある神経が痛み、めまいが起きる場合があります。また、肩こりによる頭痛に伴ってめまいの症状が出ることも。パソコンを長時間使用する方は注意が必要です。(※16,17)

Q. 低気圧が原因のめまいもある?

A. 雨が降る前や天気が崩れるときにめまいが起きやすい場合、低気圧不調(天気痛)かもしれません。

低気圧の変化を内耳が感じたり、自律神経が乱れたりすることで、めまいやだるさなどの症状につながります。(※18)

Q. 子供でもめまいは起きる?

A. 子供が発症しやすいめまいの原因として「起立性調節障害」が挙げられます。

自律神経や循環器の発達が未熟な場合、血圧の低下や脳貧血による立ちくらみが起こりやすいです。めまいや立ちくらみのほか、朝なかなか起きられない、急に立ち上がると目の前が暗くなるといった症状を伴うのが特徴です。(※19)
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