ライター : 松 宏彰(カレー細胞)

カレーキュレーター

マニアが惚れた!カレー先進地・新潟のおすすめカレー

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

カレールーの消費量では全国1、2を争う一大消費地である新潟。おいしい水と米がカレーライスをおいしくするのもポイントですが、そもそも新潟カレーの歴史はとても古いもの。

日本最古の本格的西洋料理店「イタリア軒」が1874年(明治7年)の開業時からカレーを提供しており、今でもその歴史的カレーをいただくことができるのですから。

また近年では、地域振興の要としてカレーが取り上げられる機会も増え、東京に負けないほどオシャレなカレー店も続々登場。ちょっと目が離せないことになっています。

今回は新潟市を中心に、ぜひ訪れるべきカレー店を紹介していきましょう。「え?こんなお店が新潟にあるの!?」とびっくりすること請け合いですよ。

1. 新潟の絶対的名物“バスセンターのカレー” 「名物 万代そば」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

地元の人に「新潟でおすすめのカレーは?」と聞けば、100%に近い確率で出てくるのが、新潟民のソウルフードとまで言われる「バスセンターのカレー」。

いただけるのは新潟駅から徒歩7分ほどの場所にある万代バスセンター、その中にある立ち食いそば屋さんです。とあるテレビ番組で、ここのカレーが紹介されてから知名度が全国区となり、一日800食を売り上げるほどの人気になりました。

営業は朝8時から。新潟へ着いたらまずココですよ。

カレーライス 普通

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

480円(税込)
「クセになる」「絶対食べるべき」と新潟民が口々に猛烈プッシュする「バスセンターのカレー」。大盛、普通、ミニから選べるのですが、普通でもなかなかのボリュームです。

ごはんの上にぶっかけられたカレーは、見事に黄色くドロドロ。食べると意外なほどスパイシーで、肉や野菜の旨みがギッシリ詰まっています。不思議とクセになる味わいは、豚骨スープとラードに昔ながらのカレー粉使いによるもの。後半はソースをかけていただくのが通の食べ方です。

レトルトカレーも販売されているのですが、これがなかなかの再現度。大人気につき、あったら即購入すべし!

カレーそば

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

440円(税込)
いくらカレーが名物とはいえ、ここはそば屋。おそばだって絶品です。

特におすすめなのが「カレーそば」。名物の黄色いカレーと、だしの効いたそば汁がマッチし、より和風な味わいで楽しめるんです。

カレーライスはちょっと重たいかな……と感じる日には、このカレーそばでいかがでしょう。

「バスセンターのカレー」ほか、新潟B級グルメについてはこちら▼
店舗情報

2. 日本最古の西洋料理店!? 歴史的カレー「イタリア軒」

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1874年、サーカス団のコックとして来日したイタリア人ピエトロ・ミリオーネ氏が新潟で開業。当時「新潟の鹿鳴館」と言われた、日本最古の本格的西洋料理店であると同時に、日本初のイタリア料理店とも言われています。

現在は「ホテル イタリア軒」として営業を続けており、1階の「リストランテ マルコポーロ」で、創業当時からの味を受け継ぐカレーをいただくことができます。

チキンとビーフのあいがけカレーライス

Photo by 松 宏彰(カレー細胞)

1,350円(税込)
創業時からの味を受け継ぐチキンカレーと、コクたっぷりのビーフカレーのお得なあいがけ。

チキンカレーは黄色くどろっとして旨味たっぷり、新潟名物「バスセンターのカレー」にも影響を与えていることが推測される味わいです。一方のビーフカレーは「ザ・欧風」の奥深さ。

そしてさすがは米どころ新潟、ライスがおいしいのもポイントですね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ